エンドラインからの景色 vol.37 レバンガ北海道U18 vs 宮田自動車 齋藤拓也HCインタビュー
宮本 本日はレバンガ北海道の開幕戦の前に宮田自動車さんとの試合が行われました。たくさんのお客さんが入った中で、ELITE8やB.LEAGUE U18CHAMPIONSHIP2023に向けて様々な準備ができた試合だったと思います。齋藤コーチとしてはこの試合をどのような位置付けで考えて、選手たちにはどんな声掛けをしたんでしょうか?
齋藤 実はB.LEAGUEの開幕戦で前座試合を行わせていただくことが、レバンガ北海道U15、U18を含めて初めてだったんです。僕らとしては、こういった環境の中でたくさんの方にレバンガ北海道U18のバスケットボールを見てもらいたいという思いでクラブと話をさせていただき、今回の前座試合の開催となりました。本当にたくさんの方に見てもらい、応援いただいたことを嬉しく思いますし、その中でまずは自分たちのバスケットボールをしっかりと表現すること。そしておっしゃっていただいた通り、ELITE8(10月15日に滋賀レイクスU18との初戦が行われた)の1週間前ということで、対戦相手となる滋賀レイクスU18さんの対策も含めて準備をしてきました。
宮本 このゲームは内藤耀悠選手(U19日本代表)が怪我でいない状況でしたが、逆に色々なことを試せたのではないかと感じました。その中でもチームとしてディフェンスの強度が非常に高くて、素晴らしい試合でした。
齋藤 ありがとうございます。8月に天皇杯の北海道予選があって、初戦で星槎道都大学さんに負けてしまいました。そこで出てきた課題がトランジションのディフェンスだったんです。ピックアップが非常に遅くて、イージーショットをかなり決められてしまった。そこで、この2ヶ月間はトランジションディフェンスを改善していこうと取り組んできました。特にシュートを決めた後は、ボールを出させないぐらいのプレッシャーを仕掛けていく。今日のゲームに関しては、ある程度コミットできたと感じています。あとはゾーンディフェンスに取り組んでいるんですが、その時のハンザアップだったり、トレースハンドで相手にしっかりとプレッシャーをかけること、アウトサイシュートをどれだけタフショットにさせることができるか。そのあたりはかなり意識して取り組んできました。その部分に関しても今日は選手たちがすごく頑張ってくれたと感じています。
宮本 すごくいい強度でプレーできていたと思います。U18、U22、実業団、プロとカテゴリーが上がるとプレー強度がかなり変わってきますが、このゲームは実業団チームである宮田自動車に対してもフィジカル負けをする場面が少なかったよう感じました。
齋藤 そうですね。そのあたりはすごく意識はして日々の練習を行っています。選手を変えてもチームとしての強度が下がることなく、基準となる強度をキープし続けられたことはすごく評価できると感じています。
宮本 Bユースとしては珍しく、この後も公式戦が続きます。ELITE8、そしてその後にはすぐにU18 CHAMPIONSHIP2023。そこも見据えてタイムシェアなどを意識されていたんですか?
齋藤 タイムシェアに関しては元々意識をしていますが、ビッグマンのところですね。レバンガ北海道U18におけるビッグマンたちが内藤のいない状況でどれだけできるのか。それにプラスしてスタメンで出ているビッグマンの越後晴貴(10番)がベンチに下がった時に、それまでの強度をキープできるか。そこに関しては、このゲームのテーマのひとつではありました。
宮本 そういったトライをした中で、このゲームで良かった選手や今後期待したい選手は誰でしょうか?
齋藤 安藤咲太朗(14番)には期待しています。今日もアグレッシブなプレーとリバウンドを頑張ってくれました。彼の活躍はチームとしてもすごく心強いです。あとは今日のゲームにはかごしま国体に選ばれている1年生がいなかったので、国体を経験した彼らが加わってどういうパフォーマンスをしてくれるのかはすごく楽しみにしています。
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