【ごはん日記】くりごはん
栗ごはんには嫌な思い出がある。栗を食べたいと言われて、初めて栗を購入。処理の仕方を調べて、大変な思いをして栗ごはんが完成。すると、食べたがっていたはずの息子は「いらない」。結局その日の夜、ふだんは家で様子を見る派の私も、これはさすがに、というくらいの状態になり、夜間救急に駆け込んで点滴を打ってもらい、明け方帰宅することになったのだ。
もちろん栗ごはんには罪がない。食べていないんだもの。でも、大変だったのに、報われないどころか、もっと大変なことがあった日になってしまったあの日。それ以来栗は買っていない。そんなにいつも出会うものでもないしね。
数年が経ち、また出会ってしまった、栗に。しかも無農薬、自然栽培の栗。
ーーーー大変だった以外の記憶は残っていないので、また処理の仕方を調べる。熱湯に1時間漬けて、まずは鬼皮を剥く。ここは息子が手伝ってくれた。次に渋皮を包丁で剥いていく。「大変過ぎる」というイメージがあまりにも強かったおかげで、思ったよりは大変じゃないかも・・・と思えるから不思議。それとも個体差があるのだろうか。
出来上がった栗ごはん。娘は「おいしくない」、息子は特に喜ばず。(俺は喜んでいるけど?!とは夫の台詞)苦労の割には報われない栗ごはん。でも一年に一回くらいは食べたいなぁ、季節のものだし、栗ごはん。
懲りない私は、次は栗おこわに挑戦する。かもしれない。