デリバリーの未来について
ウーバーイーツという黒船が上陸してから日本でも市場が徐々に拡大しつつあるデリバリー業態。
海外が凄い勢いで伸びてる=日本もきっとくる
の方程式には僕自身はかなり懐疑的だ。
だって日本にはスナップチャットはこなかったし、e SPORTSだって海外に比べればそれほどである。
海外からのタイムマシーン経営のビジネスモデルというのはとても着眼点としては大事だと思う一方で、それに甘んじていると痛い目にあうような恐れすらある。
でも、デリバリー市場が伸びると予測して、デリバリー市場のサプライヤーを支えるシェアキッチンを作ろうとしている。
なぜか。
それは、別の理由でデリバリーが伸びると思っているからだ。
海外でのデリバリーの伸びは、ECに同じく人間の怠惰から来るものが大きいと思っている。人間が怠けて店で買い物をするのがめんどくさいからネットで注文して届けてもらおう。これが大きいのではないだろうか。もちろん、最近では宅配してもらっているのにネットの方が店で買うより安いという逆転現象からネットで買う人が多いのも確かだが、元々は配達料を払うかわりに移動する労力(時間)の対価に価値があり、伸びていったものだと思う。
だから、今の飲食においてのデリバリーにおいても同じ発想から来るものだと思っている。自分が歩いて店に行くより、届けてもらった方がいい。これに価値を見出して、デリバリーしている。
だが、日本においてはコンビニという名のスーパー便利なお店がそこかしこに存在するのだ。デリバリーよりも早く、そして少し歩くだけで結構美味しいご飯が食べられる。
これが日本でなかなかデリバリーがこない理由になっていると予想する。
では本題として、それでもなおデリバリーが伸びると思っているのは、なぜか。
それは日本の高齢化社会と、飲食という労働産業の限界がこれから来ると考えているからだ。
詳しくは次の記事で