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太陽のパスタ、豆のスープ


 本の感想を書きます。(唐突)

というのもnoteを開いたときに出てくる一文に

と書いてあったからです。とても単純です。

 最近は本を読む量も少なくてペースも遅いのですが、友人にお勧めされた宮下奈都さんの「太陽のパスタ、豆のスープ」という本をこの間読みました。

 宮下奈都さんは映画化されていた「羊と鋼の森」で初めて知って、柔らかい文章がとても読みやすい印象です。「太陽のパスタ、豆のスープ」も全体に穏やかな雰囲気の話でした。

《あらすじ》
 結婚式直前に婚約を解消されて落ち込んだ明日羽(あすわ)に、叔母のロッカが「ドリフターズ・リスト(やりたいことリスト)」を提案。リストを作ったり周りの人と関わる中で少しずつ自分を見つめ直していく。

 
 叔母のロッカさんというのが曲者というか独特な人でちょっと面倒くさいけど、ロッカさんが提案した「ドリフターズ・リスト」をきっかけに明日羽は行動を起こしていくし、程よい距離感で見ていてくれるような存在です。他にも、それぞれ自分の道を進もうとしている人たちがいて、みんなとても優しい。僕は明日羽と同年代なので、共感できる言葉がいくつもあって、今読んでよかったなと思いました。

 あと、話の中で出てくる「一切れのパン」という物語。僕は知らなかったのですが、教科書にも載っているようなお話のようです。物語の流れはこの本の中にも書かれていたけど、印象的だったので機会があったらそれも読んでみたいです。

 

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