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【自殺未遂経験談】人は無意識的に自殺をしているのではないか?【他者の背景を考える】

始めて有料記事を書くわけですが、こんなしみったれた内容で良いものかと困惑しつつ、しかしながらこの話はどこかでしたい(死を扱うだけに死体ってか?あ?)と思いながら、大っぴらにすることでもなく「無料でするのもなんだかなぁ~」という煮え切らぬ思いだったのですが……。

最近「死にたかったときのこと」をよく回想している自分に気づき、それは何だか死に対しての欲求の高まりのように思えて「こりゃイカン!」という気概になり、晴れて有料記事へと昇華してやろうという始末でございます(書くことで死を跳ね除けようという魂胆)。

「ほれ、お前らの好きな人の不幸だぞ!金払って読んでいけ!」という強気マインドの糞ハッタリスタンスで行きますので、悪しからず。

さっそくですが初の有料記事の内容は、僕が自殺未遂をした話です(自分ではそう思ってなかったのですが……)。いやぁ安心して下さい奥さん、想像するほど暗い内容じゃありません。あとパンツは履いています。ハミチンですがね。ええ、履いてますよ。

よく推理小説やドラマなんかで、自殺した人を刑事や探偵が捜査中に、その死に不審な点を発見する展開(要は自殺に見せかけた他殺でした的なね)で「自殺する人間が、来週の予定を入れるかよ」というのがあるが……。

コレあると思うね。それも大いにあるんじゃないだろうか。普通に沢山あると思う。ちょいと調べれば色々出てきますが、一応資料を置いときます。

自殺対策に関する参考統計資料(厚生労働省)
「自殺」アラカルト

この資料からも分かるように、実は自殺者の多くは遺書を残していないケースが多い。ざっと見ても割合として7割ほどは遺書を残さないようです。

週末の楽しみな予定や、明日の夜に食べようとご褒美のハーゲンダッツを買っても、そこに辿り着く前に死にたくなるほどの膨大な日常のストレスの積み重ねがあり、それが表面張力ギリギリの毎日を過ごしているような精神状態だったと想像してみると分かりやすいと思います。その瞬間に逃避として死がそこにあるだけですわ。

『思い立ったら吉日』ならぬその瞬間に、衝動で境界線を越えることは大いに想像可能なんじゃないだろうか? しかもそれは意外なほど無意識、あるいは肯定的な意欲で進んでいくんじゃないかと思います。

なんでこんなこと言うかって?
それはかつて僕がそうだったからです。

ありとあらゆる事前準備を考え、自意識で入念に自殺を計画し決行しようとしたことなど、露ほども思い立ったことはありません、マジで(なので上の資料の自殺前の想いをテープで録音した女性の労力は凄まじいと思う)。

それは断言できるのですが、ごく自然に、そしてほぼ無意識的な衝動で「あの瞬間、ヘタしたら死んでたかもしれねぇ」ということが一度だけありました。今回はその話をしていこうと思います。

■原因は糞ハードワークによる精神疲弊

僕はかれこれ10年程前の2012年頃、仕事の激務と人間関係、そして結婚への焦りで板挟みになり鬱になったことがある。

簡単に説明をすると、当時五年間付き合っていた女性と「結婚せねば」ということになり、その条件は正社員になるというもので当時、働き慣れていた食品業界へと転職をした。

しかし、残念ながらそこがかなりのブラックだった(今はどうか知らん)。重労働にサビ残、週休二日だったが休みの前日の勤務時間は昼間から午前二時に至る(閉店後の清算、清掃、夜間金庫への入金を一人でこなすぜ!)というエクストリーム暗黒企業な上に、職場の人間関係も最悪で、上は下の者をイビり、下の者は新人をイビり、気に入らない or 仕事の覚えが遅い新人は辞めるように詰められる、まさに地獄だったわけです。

新入社員で右も左も分からないところに周りが色々と"糞ご丁寧に"教えてくれるわけだが、メモを取ると「メモに頼ると覚えが悪くなる」という者のいれば、「メモしたんだから二度と同じことを訊かないで下さい」という者もいる。

何かを間違えると罵倒する者や、小声でチクチクなじってくる者もいて、早々に精神を病み始めた(このくだりはもっと色々あるのですが、書いてて色々フラッシュバックしてゲロ吐きそうになったからもう辞めます)。

しかしながら、結婚するには正社員が絶対条件だったので、すぐに辞めるという決断もできず、また辞めたいという相談もできなかった(これは自身の性格からくる弊害で、彼女は露知らずだったので悪くはない)。

精神的にも肉体的にも糞ハードワークなだけあり、手取りは三十万近かったが、そんな四面楚歌な状態では金で満足する精神よりも、職場環境による疲弊のほうが早く、結局一年も持たなかった。

■無意識の自殺願望は、あります!(STAP細胞のノリ)

そんな状況で精神はどんどん疲弊していったわけですが、退職を決定付けた出来事が、この章のタイトルにあるように『無意識の自殺願望』です。

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