織田 聖一

織田 聖一(オダ・ショウイチ)/文筆家になりたい建築業従事者、元書店員で映画を語るYouTubeも。以前はTake-Btz(テイクビーツ)という名でDJなどもしてました。2024年福岡から山口へ移住。【2024年のモットー:Got Your Money】

織田 聖一

織田 聖一(オダ・ショウイチ)/文筆家になりたい建築業従事者、元書店員で映画を語るYouTubeも。以前はTake-Btz(テイクビーツ)という名でDJなどもしてました。2024年福岡から山口へ移住。【2024年のモットー:Got Your Money】

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    映画、アニメ、書籍などのレビューをまとめた所です。 いつまで続くのやら…

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    タイトルのまんまです。 僕の書いた有料記事をまとめています。内容によっては他のマガジン(映画評など)と被ってる物もあるかもです。

  • 【エッセイ/2024】

    2024年のものをまとめています。

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    若輩ながら創作した小説や物語、詩などをまとめています。

  • 【連載 鬱エッセイ】『鬱のち曇り、ときどき、何か』

    2024年6月、2度目の鬱による退職をキッカケに書き始めた、自分を救うための鬱エッセイです。鬱という状態から、自分と世界を考え、生きることへの糧にするために綴ります。(※期間限定で現在無料ですが、記事単体で、いずれ有料化します。不定期で有料解除もあるかと思います)

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全クリエイター必見!映画『まる』から考える、自分を救う創作との向き合い方

 このタイトル、自分でも調子に乗っているなと思う。  何か人様に教えられる立場ではないことを、自分でも充分承知しているが、もしかすると自分の経験と思考が、悩めるクリエイター諸君の自己肯定感爆上げに貢献できるかもしれないと思い、おこがましくもこの記事を熱い想いで執筆した(もちろん、ネタバレ有りなので注意されたし!)。  今回取り上げる映画は、荻上直子監督最新作、堂本剛主演の『まる』である。  この映画、実は当初はまったく興味がなかったのだが、僕のYoutubeライブを毎度

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    • 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、映画評論家への痛烈な一撃?/「孤独」への挑戦としての論評

       ジョーカーという男、そしてその概念。  それはゴッサムシティの番人バットマンの宿敵《ヴィラン》として登場し、これまで様々な俳優によって演じられ、クリストファー・ノーラン監督作『ダークナイト』にて故ヒース・レジャーが演じたジョーカーは、映画史に残るほどの“悪”の象徴であった。  そんなジョーカー像を前作『ジョーカー』は、障害を抱え、社会に馴染めない孤独な男アーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)に宿らせ、我々の身近に存在しうる凡庸な悪として再解釈させることで、悪のカリ

      ¥300
      • 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』を反対側から覗くと、正社員が〇〇男性をボコす『ラストデイズ』になっている問題

         個人的に、今年最大の期待作であった『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』  まひろ(伊澤沙織)と、ちさと(髙石あかり)の殺し屋女子コンビ(以下:まひちさコンビ)の、ドタバタ社会不適合日常系殺し屋アクションコメディの3作目である(ジャンルが長い)。  2021年の記念すべき一作目は、邦画におけるアクションのレベルを一気に引き上げ「『ベビわる』以前、以後」という文脈をつくり上げた怪作であった。  さらに、2023年の続編『ベイビーわるきゅーれ 2 ベイビー』では、アクショ

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        • 『極悪女王』の本当に極悪な本質。私たちは差別感情なしでは、物語に感動しない

           Netflixの国内コンテンツのランキングが、『地面師たち』から『極悪女王』へと塗り変わった。 前回のYouTube生配信でも、このドラマを取り上げて語ったが、ここではその内容をさらに加筆し、『極悪女王』の中にある、ほんとうに極悪な部分について語っていこうと思う。  このドラマの最大の見所は、主演のゆりやんレトリィバァで間違いない。  僕の中で現在の女性芸人として、もっとも好きなのは彼女なのだが、それを決定付けたのは、吉本興業が闇営業で問題になったとき、記者のインタビ

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        全クリエイター必見!映画『まる』から考える、自分を救う創作との向き合い方

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          『地面師たち』を絶賛する人が見落としている、アレなとこ【生配信完全版のお知らせ】

           ものすごく有難いことに、先月の『地面師たち』について忖度ナシで書いた前後編の記事が売れている。  このお金を元手に、いま丁度売りに出ている駅前の土地を買って、さらに儲けようと思います。知り合いの紹介で、相場より安く売ってもらえそうで、最高のタイミングでした。  土地のオーナーさんが高齢で、まだ立ち合いが出来てないのですが、月末には実現しそうですし、一見強面の司法書士の方も、先日接待でカラオケに行ったら、僕の好きな電気グルーブを熱唱され、意気投合したので、このご縁には本当に

          『地面師たち』を絶賛する人が見落としている、アレなとこ【生配信完全版のお知らせ】

          「愛は地球を救うのか?」どうかは知らんが、隣人を救う愛はそこにある!いま絶対に見るべき映画『サユリ』の深層

           前回の記事では『24時間テレビ』についてのアレコレを綴ったのだが、書き始めた当初は、現在公開中のホラー映画『サユリ』と絡めて語ろうという、方向性で書いていた。  それは『サユリ』という映画が、今回の『24時間テレビ』のテーマ変更問題に、まるで呼応しているかのような作品だったからだ。  かねてからその運営方法に疑問が投げかけられ、チャリティー番組としての在り方を問われ続けていながらも、頑なに放映を続けてきた『24時間テレビ』だが、今回は募金の着服という身内の失態を機に「愛

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          「愛は地球を救うのか?」どうかは知らんが、隣人を救う愛はそこにある!いま絶対に見るべき映画『サユリ』の深層

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          『24時間テレビ』がこれから歩むべき道は「健全な慈善番組」ではなく、業界の悪癖を逆手に取った「銭ゲバチャリティー道」である!

          「俺はジャック・バウアー! 早く銃を捨てて、募金をしろー!」  24時間テレビといえば、ジャック・バウアーですよね?  令和の世に、何人がかつての大人気海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』にピンと来るのかは分かりませんが……。  今回は、先日放送された『24時間テレビ 愛は地球を救うのか?』について感じたことを、忖度なしに語っていきます。  今回も前半は無料、全文は有料にて公開になりますので、ご興味のある方は、ご購入をお願い致します。  また今回「24時間テレ

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          『24時間テレビ』がこれから歩むべき道は「健全な慈善番組」ではなく、業界の悪癖を逆手に取った「銭ゲバチャリティー道」である!

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          『地面師たち』を絶賛する人が見落としている、アレなとこ【後編】プロぶってる無警戒の“愉快な”アウトローたち

           現在(8/24の昼過ぎ)も、Netflixの国内TVドラマランキングでは、華々しく1位の座に鎮座する『地面師たち』  前回に引き続き、このドラマの変なところに、ツッコミを入れる企画だが、その第二弾はドラマ全体に対してのツッコミを入れていくものである。  前回、批判記事を書いたことで、ハリソンの熱烈なファンが雇った殺人外人部隊が、トラックで轢き殺しにくるのではないかと、夜しか眠れない日々を過ごしていたが、お母さん、僕は元気です!  ありがたいことに、僕のようなどこぞの馬

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          『地面師たち』を絶賛する人が見落としている、アレなとこ【後編】プロぶってる無警戒の“愉快な”アウトローたち

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          『地面師たち』を絶賛する人が見落としている、アレなとこ【前編】「ハリソン山中は、地面師に向いてない!?」

           いま、日本のエンタメ作品の中で「最もフィジカルで、最もプリミティブで、そして最もフェティッシュな」Netflixドラマ『地面師たち』  豪華キャスト陣と、実際に起きた積水ハウス地面師詐欺事件を基に練られた重厚なストーリー。Netflixだからこそ描けるバイオレンスと性描写が織りなす極上エンタメの結晶。  フィルマークスなどの動画コンテンツ評価サイトや、各SNSでも概ね「おもしろい!」という評価が成されている。  僕も、配信前のトレイラーの雰囲気や、キャスティングの豪華

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          『地面師たち』を絶賛する人が見落としている、アレなとこ【前編】「ハリソン山中は、地面師に向いてない!?」

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          『デッドプール&ウルヴァリン』英雄の復活に感涙しながらも、シリーズで最も大切なモノを、ブレさせちゃったので「とっても悲しい」

           シリーズ最新作を完璧に楽しむために、いったい何作の過去作と何シーズン分のスピンオフドラマを消化すれば良いのか分からないほど、超巨大マンモス大河ドラマ化しているMCUに、シリーズ3作目にして本格参入(?)したデッドプール最新作『デッドプール&ウルヴァリン(以下:デプヴァリン)』。  今回はこの『デプヴァリン』を忖度なしで語るわけだが、公開開始から三週間でいまさら感が否めないが、とはいえ、公開すぐには書けない内容でもあり、この微妙なタイミングでの記事化です。  さて、デッド

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          『デッドプール&ウルヴァリン』英雄の復活に感涙しながらも、シリーズで最も大切なモノを、ブレさせちゃったので「とっても悲しい」

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          【純粋やす子批判】「とっても悲しい」は、核兵器並みの抑止力を持ち、フワちゃんは、(一機)死んだ。

           なんだこのTOP画像。「炎上」で検索したAI生成のフリー素材だけど、おもろすぎだろ。この女は、火事場で、どんな感情でスマホもっとるんや。  というわけで、今回は炎上ネタです。  昨日からフワちゃんの騒動が、とんでもない展開になってきている。  つい先日『オールナイトニッポン0』への出演が中止になり、その翌日にはGoogle PixelのCMが非公開対応、その後「待ったなし!」と言わんばかりのスピードで、即『オールナイト~』降板という怒涛のキャンセルラッシュで、『るろうに

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          【純粋やす子批判】「とっても悲しい」は、核兵器並みの抑止力を持ち、フワちゃんは、(一機)死んだ。

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          同棲生活は、シビルウォーだが、最後に笑えるかどうかが大事

           今回は普通の日記というか、近況報告的な感じです。  七月上旬から始まった同棲生活も、早一ヶ月が経った。  これまでの20年間、福岡での自由気ままなひとり暮らしを謳歌していた自分にとって、初めての共同生活なのだが、なにしろその相手は、自分が好き好んで好意を伝え、お付き合いをしている異性である。  問題なく同棲生活は、めくるめく愛の劇場のごとく、バラ色に満ちた日々になるかと思っていたが……、全然そうはならない。  愛の劇場どころか、生活習慣の些細な違いや、価値観のズレに

          同棲生活は、シビルウォーだが、最後に笑えるかどうかが大事

          【短編小説】パリ五輪スケートボード女子

           「やった! かえちゃん、日本が金銀ダブルや!」  「わー、おじいちゃん! 凄いね!」  居間から、父と娘の歓喜の声が漏れ伝わり、目が醒めた。  二人は現在、開催中のパリ五輪で大盛り上がりしている。何の種目だろうか。少し気にはなったものの、昼間の疲れを睡眠によって取り除きたい、という欲求には勝てなかった。  日中は、四十度に迫る猛暑の中、小三の夏休みを迎え、少々ハイテンションの娘の楓を連れ、車で三時間かけて福岡から、実家のある山口県は岩国へと帰省したのだった。  孫贔屓

          【短編小説】パリ五輪スケートボード女子

          #02『鬱のち曇り、ときどき、何か』「鬱は治らないが、悪くない」

           前回は、鬱になると「ネガティブの沼」にハマり込むという内容だった。その中で終盤に「一度鬱になった人間は、なる前の自分には二度と戻れない」ということを書いたのだが、今回は、そのことについて、もう少し詳しく書きたいと思う。  「二度と戻れない」などと聞くと、まるでホラー映画でゾンビに噛まれた人物が、次第にゾンビへと変容していくような言い草だが、僕はこの比喩は、あながち間違っていないと思っている。  当然、ゾンビのように肉体が一度死に、意識を失った状態で蘇生し、人肉を欲しなが

          #02『鬱のち曇り、ときどき、何か』「鬱は治らないが、悪くない」

          #01【連載 鬱エッセイ】『鬱のち曇り、ときどき、何か』 鬱が心に作り出す、「沼」

           2024年6月18日、鬱を理由に退職した。  これは僕の人生にとって、二度目の決断であるのだが、「二度あることは三度ある」ともあるので、それは絶対に避けたい。前回の記事でも書いたが、そのためにもこのエッセイを綴る意味は、個人的に大きい。  二度とも決して望んだ結果ではない。しかし、今回は不幸中の幸いというか、最悪を免れてはいるので、まだマシである。  僕にとって、一度目の鬱退職は大失敗だった。  詳細は長くなるので割愛する(いずれ書くとは思う)が、そのときは自分が鬱

          #01【連載 鬱エッセイ】『鬱のち曇り、ときどき、何か』 鬱が心に作り出す、「沼」

          #00 【連載 鬱エッセイ】『鬱のち曇り、ときどき、何か』はじまりは、鬱の自分観察から

           X(旧Twitterって、いつまで言えば良いのやら)では報告していることだが、絶賛、鬱、真っ只である。  どれぐらい鬱かというと、映画化すれば全米が泣く程度には、鬱である。全米が鬱で泣くのだから、銃社会であるアメリカは、たちまち銃による自殺や事件が今以上に増加して(ちなみに2021年の銃による死者数は、事件、誤射、自殺など、丸々含めて約4万8000人で、史上最高記録なんだとか)、即合衆国政府は銃規制法案を可決させ、アメリカ建国以来の銃社会に終わりが到来するだろう。  と

          #00 【連載 鬱エッセイ】『鬱のち曇り、ときどき、何か』はじまりは、鬱の自分観察から