プログラミング教育とは~府中先生の講座より~
23日(土)に神奈川県の府中先生のプログラミングの講座を受ける機会がありました。正直言ってこれまでプログラミングに積極的に関わる機会がなく、基本から学ばせていただきました。
1 プログラミング的思考の汎用性
府中先生の話からまず感じたことは、プログラミング的思考は日常生活にリンクするということです。プログラミング的思考は簡単に表すと、「効率よく物事を解決するための思考」であり、算数の学習だけではなく料理の工程を考えたり、掃除の工程を決めたりと、様々な場面で働かせる思考であることが分かりました。つまり、プログラミングの学習をすることで、日常生活に大いに役立つと言えます。
そこで、教科教育や、学校生活の中でプログラミング的思考を働かせた子どもの姿を価値づけることの重要性を感じました。
5年生の算数の教科書(学校図書)には次のようなページがあります。
これはまさにプログラミング的思考の「条件分岐」にあたります。このような言葉を子どもが使って説明した時に、「その説明、すごく分かりやすいね!」と価値づけることが大切になります。こういったプログラミング的思考を価値づけ、子どもに浸透させていくことが教科教育において大切であると感じました。
2 トライ&エラーを楽しむ
プログラミング教育の授業で、子どもがコマンドを打ち込んだ際に、必ずしもすべてうまくいくわけではないと思います。そこには必ず、「これじゃだめだ」と修正をする過程が必要となります。この修正の過程こそ、子どもが最も思考する場面でないかと感じます。
以前、自分のクラスでスクラッチを体験させたときに、意図した命令と全く違う動きをしたとき子どもは必死に何が違うかを順を追って考える姿が見られました。府中先生も、トライ&エラーを楽しむことが大切だとおっしゃっていて自分の経験と重なる部分がありました。そして子どもが、自分の意図した命令通りにキャラクターが動いたときはすごく感動していたとの話もしていただきました。トライ&エラーの後の成功はきっととても達成感がある学びとなると思います。自分がプログラミングの授業をする際に目指す子どもの姿を知ることができました。
3 ラフな気持ちで
プログラミング教育というと一見大変そうですが、府中先生からは「いきなりすごいことをしようとしなくていい」と教えていただきました。まずはグループで行える簡単なものから、どんどん広げていけばいいと教えていただき、ゲーム等でも構わないとのことでした。子ども達が遊びながら学べる内容から初めていきたいと思います。また、必ず教師を超える子どもが現れるからそこを楽しめばいいとアドバイスいただき、子どもとともに学ぶというラフな気持ちで取り組むことが大切だなと感じました。
今回、府中先生から学んだことをもとに、自分なりの結論を出します。
プログラミング教育
Why?→日常生活に必要な思考や技能を身に付けるため
How?→まずは総合等の情報教育から始める
What→ゲーム等の簡単な内容から
このような考えで進めていきたいと思います。
貴重な機会を与えてくださった府中先生、ありがとうございました!
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