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「ウカウカの6時」2020年3月19日の日記


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・お水出して


・ウカウカしていたらもう6時になってしまった。しかし金曜は休みだ(個人の仕事が残ってはいるが……)。これを書いたらとりあえずとりも直さずに熟睡しよう。


・同僚のかまどさんが書いた映画『クレヨンしんちゃん』全作品解説記事を読んで影響を受け、ものすごく久しぶりに『嵐を呼ぶジャングル』を観直した。


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・面白かった……。

・最後に観たのはそれこそ15年以上前のはずなのに、ほとんどのシーンの見覚えがちゃんとあったのが驚きだった。言われれば思い出す、という感じで。ああ、あったあったこんなシーンと思いながら楽しんだ。直球の「冒険」という感じで、何も考えずに楽しめる良作だ……。そして観た後はいろいろ考える。

・子どもの頃は何も感じていなかったであろう、なんてことのない場面でジーンとくることが増えてきた。この作品なら、冒頭でしんのすけ率いるかすかべ防衛隊がモーターボートに乗って疾走するシーンとか。「こんなに小さい子どもが、大人を助けるために命を張って……。5歳だぞ……5歳だぞ!!」って思っちゃう。それこそ子どもの頃には、しんのすけはヒーローみたいに見えていたけど、今は「ヒーローをやろうとしている子ども」としての側面が際立って見える。子どもの無力さを知ったからか。で、その認識の変化を経たことによって、ヒーローとしてのしんのすけが輝いて見える。

・劇場版の悪役を観てると特によくわかるけど、『クレヨンしんちゃん』を観た子どもが学ぶことのひとつに「大人はわりと子どものことを鬱陶しいと思っている」というのがあると思っている。学ぶというか、なんとなく分かっていたことを改めて『クレしん』を通して知る感じか。つまり保護者含む大人にも子どもと同じようなエゴがあり、彼らは実は子どもを守るためだけじゃなくって自分の人生を生きており、われわれ子どもはウザイ、めんどくさい、役に立たないやつらでもある……という事実をハッキリ認識するきっかけとして『クレしん』がある。子どもである自分を子どもとして客観視するのは、大人への第一歩だ。

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