「未来でも依然チマチマし続けている」2022年8月29日の日記
・AIの画像生成をめちゃくちゃ使って絵を仕上げた。
・「AIのべりすと」が最近アップデートし、「とりんさま」という画像生成機能も一部ユーザー向けに使用できるようになった。Twitterにも同名のアカウントがあったりするが、ここ最近絵が異常にうまくなっている。
・画像生成にもいろいろあるが、ここ最近は「元ネタとなる画像をアップすると、雰囲気の似た画像を返す」というやつが活発である。
・たとえばこの画像を送ったうえで「a girl」という文章も添えると、
・女性が同じポーズをしている画像に上書きして返してくれたりする。
・上書き度合いを上げすぎるともとの画像とは似ても似つかないものになる。
・で、AIのべりすとの新機能「とりんさま」にもこの画像 to 画像機能がついている。画像URLを書いておくと、それに上書きする形で画像生成されるのだ。
・これを使ってお絵かきを効率化できないだろうか?
・まず私はペイントアプリで5分かけて上記のヘナチョコなイラストを描いた。ポーズはpixivにあった無料のポーズ集から拝借し、なぞっただけだ。
・この画像を適当に自分のdiscord上などにアップロードし、画像URLを取得する。URLとともに「学校のセーラー服。黒髪。ショートヘア。黒い瞳。ボーイッシュ。アイドルマスター。pixiv。kawaii。moe」といった呪文を送る。「pixiv、kawaii、moe」は日本のアニメ風のイラストを生成するのに入れておいて損はない。
・そして出てきたのがこれだ。
・こわい。
・あり得ない方向に手がひん曲がっている。工業用機械に巻き込まれたのだろうか。どうやら上書き設定の数値を高くしすぎたらしく、元絵の面影がかなりなくなってしまった。
・ということで上書きレベルを下げて何度か再生成したらこんな画像になった。絵としてはまだまだだが、ほんのりキャラクターとしてのまとまりが生じてきた気がしなくもない。
・ここで画像をいったんダウンロードし、ペイントアプリで細かい部分を修正していく。生成過程で出てきたゴミを念入りにつぶしたり、良い感じにできた部分の輪郭をはっきりさせてやる。雑草を抜いて良い芽に水をやるような作業で、あまり絵を描いているという感じはしない。
・そしてまた画像をアップロードし、AIに上書きしてもらう。このとき上書きレベルはかなり低めに設定し、ちょっとでも進展があったらまたダウンロードして手書きの修正を加える。
・いまのところ、どの画像生成AIであっても一気に画像を完成させようとすると必ず細部が破綻する。AIの得意技はあくまで「全体の構図や雰囲気を良い感じにすること」だと捉え、二人三脚する形を模索するのがいいのかもしれない。
・何度も修正を繰り返していたらこうなった。
・これがこうなったんだから大したものである。こまごました修正は結局私が手を入れているが、画力的に左→右をいきなり達成するのは困難だったろう。
・試行錯誤を続けながら、だんだんと行き詰まりを感じるようになってきた。どう再生成しても崩れる方向に変化していってしまうのだ。画像の一部分だけを選択してピンポイントで生成できたら便利なんだけど、いまのところDALL·E 2など一部のサービスでしか使えない。でも提供されるのは時間の問題だと思う。
・まあこんなもんか~という感じになってきたので、人物だけを切り抜く。そういうAIサービスがある。
・画像サイズが小さいので画質をなるべく落とさないように拡大する。そういうAIサービスがある。
・絵画風の生成に強いMidjourneyというサービスを使い、背景用の夏空を生成する。
・大きな樹のある風景も生成し、樹だけを切り取る。
・適当に配置して完成。
・まだまだ全然こなれてないけど、最初のヘナチョコ絵に比べたら遥かによくなった。AIのおかげだ。
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