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「共作のロンド」2021年10月30日の日記

・最近の推しAIであるところの「AIのべりすと」が、今後の資金確保のためにクラウドファンディングをやってるみたいです。私も支援しました。生成スピードが快適になるプラチナ会員権とかもついてくるのでお得だ。

68.7億パラメータを持つ高度なAIをサーブするには高価なサーバーが必須となります。自宅のPCで「AIのべりすと」のAIを稼働させるにはもっとも安価なGPUでもGTX3090(約25万円)が必要です。

現在、「AIのべりすと」はA6000やA100という強力なGPUを搭載したサーバーを7台稼働させていますが、A6000は1台あたり約58万円、A100は1台あたり100万円以上と大変高価なもので、現在GPUクラウド・プロバイダーのCoreWeaveと協力してサーバーの確保を進めていますが、ここ最近の半導体不足もありコストの問題が立ちはだかっています。

・とのこと。AIを賢くするためには知識をため込んでおくすんごいタンクが必要で、それを維持運営するためにはすんごいお金がかかるのである。だから個人レベルの努力で人間並みの知性を作る、みたいなのってほとんど不可能なのだ。


・AIのべりすとは、最初に入力された文章のノリを理解してそれっぽい続きを生成するAIなので、なにも小説に限らず、なんでも書ける。


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・成分表を入力すれば、勝手に何かしらの成分を羅列してくれるし、

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・「あとがき」も書ける。

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・知らんタレントの結婚報告も思いのままだ。


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・テレビのラテ欄みたいなあらすじを書くと、勝手に2話3話と続きを生成してくれるのもすごい。


・これらの生成文を読んでいると、もはや「AI特有のぎこちなさや突拍子もなさを笑う」みたいな消費をするターンはもう過ぎていると感じる。もちろんそういう妙な展開になることはまだあるんだけど、頻度はグッと落ちている。どちらかといえば、AIはそれっぽくて無難な展開を生成してくれるようになった。いま育ちつつあるのは「空気を読むAI」だ。雰囲気を察して、それに合わせた続きをつくってくれるということ。

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