「肉と無とバレンタインとウイルス」2020年2月17日の日記
・今日はなんだかステーキのような気がする……という予感に連れられていきなりステーキへ行ってきた。肉だけを300グラム。
・塩と胡椒だけで食べた。いきなりステーキはけっこう待たされる。全然いきなりじゃなくて、肉への覚悟はどんどん高まっていく。しかし、出てくるときはいきなりだ。じっくり待たされるが、出るときは300グラムの肉が前触れもなく置かれる。死刑を待つ日々みたいだと思う。いきなり死刑。
・今日はゴリゴリと仕事をしたと思う。たぶんコンサータを飲んだからだ。過集中のゾーンに入って没頭した。ガントチャートでスケジュールをつけるようになったことで変わったものがある気がする。今日やることが可視化されたのもよかったが、「何をやらなくてもいいのか(やってはいけないのか)」が可視化できたのも大きい。
・途中、サーバーの不具合で下書きが吹き飛んだ。死。
・積み上げたものが無に帰して呆然としてしまいそうなときのコツは、呆然としないことだ。とにかくすぐにリカバリーに移るしかない。データの巻き戻りで作業が台無しになることによる一番のリスクは、それが原因で作業が「止まる」ことである。残骸を見てふと冷静になる、想いをはせる。苦労した日々へサヨナラを告げる…………それ自体が害悪の本質で、ちょっとやそっとの作業量が0になることのほうは大した危機ではない。転ぶよりは道を間違えるほうが(走り続けられるので)良い。
・一度無に帰した作業をやり直しているときの感覚自体、そこまで苦ではない気がする。効率的に進められるし、最短経路を走っている感覚は少し心地よい。ループものの2周目以降みたい。
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