「誕生秘話」2022年7月25日の日記 321 品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山) 2022年7月26日 00:07 ・食べ物の発明譚の中でも特に有名なのはポテトチップスだ。 19世紀のアメリカ。サラトガのとあるレストランにやってきた大富豪が、フライドポテトの厚みに文句をつけた。「このフライドポテトは分厚すぎる。もっと薄く作り直せ」――その横柄な態度に腹を立てたシェフは、富豪を困らせてやろうと、可能な限り薄く芋を切り、カリカリに揚げてしまった。 出来上がったそれはおよそ「フライドポテト」とは程遠いものに思われたが、意外なことに富豪はこの斬新な料理をいたく気に入った。それからこの風変わりなフライドポテトは「サラトガ・チップス」として人気を博し、今ではポテトチップスとして世界中で親しまれている。・この逸話はあらゆる点で事実と異なっており、現代では創作だと結論付けられているらしい。残念ではあるが、「怒り」によって料理が作り出されたという筋書きはおもしろい。・ほかの料理でも由来を捏造できないだろうか。たまごかけご飯の誕生秘話 明治時代の東京。とある料亭に成金の客がやってきた。客は「卵焼き」を注文し、板前はそれに答えたが、一口食べて曰く「これじゃ焼きすぎだ。卵が台無しだよ」 腹を立てた板前は、どんぶり飯の上に生卵を割り落として提供した。しかしこれが大ウケ。「卵かけご飯」略して「テエケエジイ(TKG)」として大人気になり、キッコーマン醤油の事業拡大のきっかけになったのである。・ポテトチップスのシナリオの丸パクリだが、なくはなさそうな気もする。カレーうどんの誕生秘話 ダウンロード copy ここから先は 1,327字 / 1画像 メンバーシップ ¥ 300~ /月 ■どんなメンバーシップか 品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)のコラムや日記が不健康な時間帯に配信されます。… このメンバーシップの詳細 ウーロン茶マガジン ¥300 / 月 居酒屋の割高なウーロン茶1杯ぶんの価格で、品田遊のコラムと日記がほぼ毎日掲載されます。居酒屋の割高なウーロン茶よりは価格に納得感のある内容を目指しています。 メンバー限定の会員証が発行されます 活動期間に応じたバッジを表示 メンバー限定掲示板を閲覧できます 黒ウーロン茶マガジン ¥350 / 月 ウーロン茶マガジンの内容+不定期で音声日記や一部の有料記事が読めます メンバー限定の会員証が発行されます 活動期間に応じたバッジを表示 メンバー限定掲示板を閲覧できます 定期購読マガジン ¥ 300~ /月 週に最低1回、月に4回は更新されますが、実質的にはほぼ毎日更新です。1000文字程度のコラムにくわえて、日記などを読むことができます。 居酒屋のウーロン茶マガジン ¥300 / 月 居酒屋の割高なウーロン茶1杯ぶんの価格で、品田遊のコラムと日記がほぼ毎日掲載されます。居酒屋の割高なウーロン茶よりは価格に納得感のある内容… 購読手続きへ 実質的にはほぼ毎日更新です。1000文字程度のコラムにくわえて、日記などを読むことができます。ちょっと真面目な話とかも読めます。 居酒屋の黒ウーロン茶マガジン ¥350 / 月 初月無料 居酒屋の黒ウーロン茶1杯ぶんの価格で、品田遊のコラムや日記などがほぼ毎日読めます。さらに過去の有料記事を読めます。たまに黒限定の記事が上が… 購読手続きへ ログイン 8人が高評価 #日記 321 スキを押すとランダムな褒め言葉や絵が表示されます。 チップで応援