早朝の晩酌に食べても太らない冬 もう特別なにをやる必要もない日々の炊事や掃除を繰り返す曼荼羅に化けた群青は ついに中度圏内にまで戻ったビリルビンに加えてアルブミンの増幅もさらに期待できそうで 窓際さんは翌日に回し ほうとう鍋でプチパーティーをした足穂が星の便所に栄吉と組んで超合金と激突 そのかわりアンモニアの数値と鼠経ヘルニアがまだ気になる二つは合わせて来月末に再検査をすることになった そして無事医療券も上手くいった来週はOKとわくわく広場も入っているらしいリニューアルした高島屋でニコニコすんがピーたちとはしゃぐ楽園 それはどんなに真剣に助けを叫んでも金をただでくれる人は滅多にいない多くが金の価値を超えられず 金以下になって意思の8割を金に支配されている金が王者の世界はもうすぐ終わる やがて金銭的平等を得る人類の価値は正常に変異し 金のために働く無謀が殲滅の森を彷徨う進化にも不自然は特になく 行き過ぎた金や物質の価値を無価値化するために生まれたAIを筆頭にあらゆる驚きが今後も存在しない掟は ちゃんとマニュアル通りに進行しているある意味つまらない世界や人生がつまる必要なんてそもそも実はない銀河 当たり前の日々の価値は人間が人間に教え伝えるものではなく 時間の経過や経験がその人に教え伝える若者は 特別になろうとする野心を使い尽くしてこそ目覚めるお辞儀体操 それはつまり要介護から要支援に格下げされてやり直す無意味の意味に先立ち 破産ではなく放置をすすめた立川の女弁護士は 闇雲の暗闇に口だけの口が激しく朗読するベケットの動画を久しぶりに狂喜した そしてまもなく言葉を尽くす音に変えた言葉がアルブミンを経由して使われるぜんぶを磨く旅路は リサイクル着物を三畳の部屋にストックした水曜日の督促状にて錯乱 剛毛は陳情を尊ぶ勤主を変し 煙硝の特号は血合いを察する答案用紙の等々 イオンの冷凍食品と窓際さんで行われるすんの誕生会は本当に夢の世界ながっくんトークになかなか魅せられた僕は サイダー瓶のなかのビー玉とハットリくんを選んだ一方の母はブロックを選んだ そういえばクリスマスプレゼントを強制的にブロックにしやがった母はねずみ色の絨毯が強烈すぎる太陽光線で熱くなり そのうえにブッチがウンコをしたことにした昼ごはんはカレーライスだった 僕はやっぱりシロみたいな野良猫が一番好きで すんとるーの絵もずっと見ていられるそれだけの未来にも不満が消えつつある自我を消すのみの序章としてAIをフル活用することの正義を僕はあらためて確認した そして空飛ぶトースターがシャトーブリアンの帽子をかぶり 月でチーズケーキを切り分けていたカレンダーのジョイが ティーポットから虹色のチームメイトに踊り出た 海を泳ぐ白いカンスは未来の秋のモチーフとして都庁裏の西公園を選び 銀座から数キロ離れた銀河の隅っこにあるビスケットの星ではコーヒーカップが政治の議論をしていた 彼らは未知の言語をテレパシーと自撮りカメラに夢中だった背景が無秩序な言語で隙間なく埋められ 焦点である口のアップズームはわずか5秒でポップにも変わった
自由連想法による文章練習【33】