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スピリチュアルケア師って何?

“その資格たまに聞いたことある”という方、“いやいや全く知らんよそんな資格”という方、“きもちわる〜”という方、色々耳にします。

かくいうこの資格の名付け親である先生も自虐的に「ペテン師みたいだね」と言っていたくらいです(本人忘れているかもしれませんが)。

まあ、それでもね、何だかんだと必要だと信じて、学んだことを社会の中で実践している私みたいなのもいるんです。だから私の頭の中を皆さんに少し見て頂き、スピリチュアルケアを学びたい人、スピリチュアルケアを受けたい人に繋がれば有り難いと思い、ブログを始めてみました。(スピリチュアルケア師の概要などは上智大学のホームページ、スピリチュアルケア学会のホームページにあるので、私は私と言う人間を通してメッセージを発信してみたいと思います)

私は少し前まで看護師として某大学病院なんぞ足掛け20年ほど働いておりました(今も看護師です)。
そこではですよ、そこではね、ドラマのようにやっぱり治らない病気に罹っておられる人がいるのです。
でもね、病気が進行して深刻化するころ、偉ーいお方がね、言うのですよ、『転院だね。ここはそういう(治らない人を診る)病院じゃない。』

確かにそうなんです。でもこれは偉ーいお方が勝手に言っているのではなく、実はお国が大学病院などに短期入院でベッドの回転を上げるよう指針を出しているのです。そこには治療をより多くの方に受けてもらうために築いてきた“制度”があるのです。


ただ私は、大学病院、そしてそこにいた多くの患者さんに沢山沢山教えてもらって、経験積んで、一人前の看護師になったんですよね。だからそれで感謝忘れたら、私は男がすたるというか、自分がすたるというか…。“制度”が先に立つ、というのは頭で分かってもどうしても腑に落ちなかったのです。

だから色々やりました。某大学病院の中で…。
治療が効かなくなった人たちに、何ができるか考えて、“ほっとけないプロジェクト”と名付けた企画を作りました。ほっとけない人たちのところに仕事が終わってからラウンドするのです。なぜ仕事が終わってから? それはですね、仕事中は “ 仕事(job)”をせなならんのです。ほっとけないプロジェクトは仕事は仕事でも“仕事(mission、もしくはLife work)” な訳で、似て非なるものなんです。

そうして夜な夜な院内を歩く私に、白い目を向けるスタッフもいれば、好意をもってくれるスタッフもいましたが、苦しんでいる患者さんたちは案外素直に喜んでくれました。
そしたらね、もう分かるのですよ。こんな関わりが必要なのだと…

そんなこと考えていたら、スピリチュアルケアってものに出会ってしまったわけです。それは私がやりたいことそのまま。
んでもって、調べてみたら欧米じゃ当たり前に保険や公費で支えられてやってる! 
おお、なんて素晴らしい! ぜひ、私も後を追いたい!っと思って勉強して、勉強して、勉強していたらスピリチュアルケア師になったわけです。

そんなこんなで…
これから、とあるスピリチュアルケア師の頭の中はどうなっているのか披露してみたいと思います。

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