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神林長平さん 新刊 戦闘妖精・雪風 アグレッサーズ 感想
神林長平さんの新刊 戦闘妖精・雪風 アグレッサーズが早川書房より発売されたので購入しました。
神林長平さんに関しては以前に記事を上げております。
戦闘妖精・雪風シリーズは、同氏の代表作の一つです。
地球外生命体ジャムとそれに対抗する戦闘組織FAFとの地球外惑星 フェアリィ星での戦いを描いた作品。
OVAにもなっていて、主人公深井零の声を堺雅人さんが演じてます。
1979年に連載が開始されてから実に40年以上^^;
現在まで3作が刊行されていて本作が4作目。13年ぶりの新刊です。
ロンバート大佐を介在させたジャムは、対人類戦に勝利し、地球侵入を果たした。それがFAF特殊戦の分析だった。機械知性らの次の対ジャム戦略を練るために、クーリィ准将は特殊戦にアグレッサー部隊を新設。雪風は地球連合軍の戦闘機との模擬戦に参加する
前作アンブロークンアローはかなり難解で、読むのが結構辛かったです。
本作も序盤は前作の流れを引きずっておりますが、中盤以降はスピード感ある展開でサクサクと読み進められます。
地球から日本・オーストラリアの同盟軍がフェアリイ星に来星。
これまでは地球にいたルポライター、リン・ジャクスン女史が加入、日本空軍所属の田村大尉等新しいキャラクターも登場します。
雪風を始めとする機械知性とのコミュニケーション、また人との関係性を通して変わっていく主人公深井零の姿、前巻から加わった相棒桂木少尉との掛け合い等も読んでいて面白い。
5部も始まるとの事で続きが楽しみではありますが・・・
神林長平さんの場合、敵は海賊シリーズや、人類文明の崩壊を描いた オーバーロードの街のシリーズもまだ未完
まもなく古希ですしね・・無理せず、活動を続けていただきたいです。
ハードSFなので万人にお勧めはしませんが、こうした機会に触れて見るのも面白いかも知れません。