障害者グループホーム不正のうらばなし
昨日、NHKの『障害者グループホーム「恵」 不正その陰で』をチラ見した。
なぜこんな不正が起きるのか?わりと悪そうな連中がやってくる構図ウラ話(自分の見解)を記そうかと。
まず前提として、日本の障害者の数は増えている。厚生労働省の発表によると
○ 障害者の総数は936.6万人であり、人口の約7.4%に相当。
○ そのうち身体障害者は436.0万人、知的障害者は108.2万人、精神障害者は392.4万人。
○ 障害者数全体は増加傾向にあり、また、在宅・通所の障害者は増加傾向となっている。
てことで実は、日本には既に13人に1人くらいの割合で障害者(イメージよりずっと多い!)がいて、その人数はどんどん増加してる。
一方で受け入れ施設は数十万室もの不足と言われてる。(ビジネス観点で言えばブルーオーシャン状態。)
「グループホームなんてわけわからんとこでなくて必要なのは病院だろ」という意見も見られるけどそうではない。
精神病院に数年いると社会復帰不能になってしまう上に日本の医療費圧迫している状態。で、世界のトレンドは障害者の方をできる限り【社会(家)に返す】流れなのです(安易に長く病院に入れるのはよろしくない)。その大きな一助になるはずなのが、グループホーム。
で、グループホームが増え始め、障害者の方がグループホームに支払う費用のほとんどは公金で賄われることもあり、行き場のない障害者の方々が殺到している状態なのです。
ということで、ブルーオーシャンかつ公金を安定的にGETできるので、真っ当な社会活動家、ビジネスパーソンだけでなくアウトローも参戦してきちゃった。
また、以下の観点でも小賢しいアウトロービジネスマンを惹きつけてる。
障害者グループホームは各都道府県の指定許可を得ないと経営できない。これは一方で一度指定されれば、入居希望者で溢れるし、(地域ごとの指定制ゆえ)同じ地域にはライバル競合が現れない。一度入り込めば、経営努力することなく甘い汁を吸い続けることができる構図。
そう、我々一般人がNHK報道で気付いても時は既に遅し。これは氷山の一角で、この界隈にはアウトロー公金チューチューがわんさか蔓延ってるとかいないとか?!