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第11のトコロ:渋谷タワレコ
人生折り返し地点を過ぎた訳アリ独身女性が「興味あったものの今まで行ったことなかったトコロ」を今体験する。
今回のトコロは渋谷タワレコ。
あの黄色と赤のド派手なロゴで有名なタワレコ。普段は目印として使っているので中身には関心がなかった。だがたまたま読んだニュースに私は愕然とする。タワレコは発祥の地アメリカでは2006年に倒産消滅したという。
理屈的にはわからないでもない。わざわざ店に行かなくても家からポチることはできるし、CDを買わなくても音楽配信サービスを利用すればいいのだから。
だがしかし!たくさんのCDやレコードに囲まれたい、囲まれながら選びたい。最近はアルバムではなく曲単位で買う人も多い。というともれなく炎上するらしいが、昭和レトロにはまる世代がレコードを収集し始めるのは時間の問題。もうすでにインテリア程度にはなっているかもしれない。
などと考えつつ、まずは、タワレコの栄枯衰勢が描かれているという映画『All things must pass』を鑑賞。2024年4月17日現在、アマプラでレンタル可能。あの有名なキャッチフレーズ、No music,no lifeが日本発とは。
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なるほど、タワレコが失速したのは時代背景があるとはいえ、決定打はまた違うのか。映画はインタビュー形式のドキュメンタリーだが内部の人間ドラマが描かれていた。ただ、タワレコが倒産したのを誰か特定の人のせいにするのは違う気がするな。アメリカでは消滅したが、日本では繁栄してるのだから。
では渋谷タワレコに突入。
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HR/HMは7階か。いっぱいある!プリーストの新作が出たとあって特集コーナーにはプリーストが。Dragonforce、先日来日したRAGE、原点回帰したと噂のSonata Arcticaなど10枚以上のアルバムが聴き放題。
映画によれば、この視聴システムを作り出したのはタワレコだそう。自宅でMVを観る時はゴロゴロダラダラしているが、CDショップでヘッドフォンをつけていると集中できる。どの曲も強くて美しく聴こえた。
私のiPhoneに入っている音楽はCDから取り入れたものとiTunes Storeからダウンロードしたもの双方が入っている。
ティーンの頃に聴いていた音楽はジャンルごとに細分化されておらず、誰でも知っているようなメガヒット曲で溢れていた。その感覚だとアーティストごとのアルバムというより、何年に流行った音楽で1枚アルバムを作るという形のほうが楽しめる。ゆえに懐かしさで買うのは曲単位だ。大人になってからは毎月視聴コーナーにいき、気に入ったものをいくつか買っていたのでそこはCDごとになる。
前述の映画では、タワレコが失敗した販売制作のひとつに「シングル盤を廃止したこと」があげられている。アルバムを買わせようという戦略だったが、客は離れてしまった。
幅広い層に受けるのは難しいとは思うものの、最高の歴史が最悪に変わってしまったとしても、また別の形で再建できると思う。
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次回更新は2024年4月26日頃の予定です。