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【趣味】最近観た映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦」
こんにちは、ダイキです。
最近V系の話ばかりしていたのでたまにはトレンド映画の話をしましょう。
今回は、香港映画ながら日本での興行収入が1億円を突破し話題。静かなブームを巻き起こしている「トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦」についてお話します。
トワイライト・ウォリアーズとは?
2025年1月17日公開。
公開館数は少ないながら、口コミでじわじわと人気を集めている香港発のアクション映画です。香港のアクション映画と言えば当然ジャッキー・チェンを思い起こす我々ですが、この映画ではジャッキーの盟友、サモ・ハン・キンポーも悪役のボスとして登場。
アクション映画としての完成度が非常に高く、少年マンガ的なアツい展開あふれる注目作です。
ストーリー
九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)――かつて無数の黒社会が野望を燃やし、覇権を争っていた。
80年代、香港へ密入国した若者、陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会の掟に逆らったことで組織に追われ、運命に導かれるように九龍城砦へ逃げ込む。そこで住民たちに受け入れられ、絆を深めながら仲間と出会い、友情を育んでいく。やがて、九龍城砦を巻き込んだ争いが激化する中、陳洛軍たちはそれぞれの信念を胸に、命を懸けた最後の戦いに挑む――。
香港映画だと少し名前がとっつきにくいな・・・という思いがありますが、大丈夫です。①キャラが立ってる②ストーリーが超シンプル の2点により、すぐ覚えられます!
(僕は小野不由美「十二国記」でキャラの名前が覚えられず挫折しました!)
では、例によって魅力を3点挙げていきましょう。
「トワイライト・ウォリアーズ」3つの魅力
① 香港映画らしい鮮やかなアクション
この映画の6割はアクションシーン。イマイチなバトルは一つもありません。
ワイヤーを使った派手な動き、九龍城の高低差を利用した独特なバトル、滑らかな一対多カンフー、ストップモーションを絡めたケレン味のある映像、バイクを使ったムチャな格闘・・・ああ、挙げればキリがないですね!
牛刀や流星錘といった中国伝統武器の総動員もアツいですし、ラスボスは「気功を使いこなしどんな打撃も効かない」というアホ設定(褒めてる)。
観ている間、興奮が止まりません。
② 1980年代香港のエモい解像度の高さ
そもそも九龍城とは、1950年代頃、社会情勢の変化により追われた中国人が流入し作られたスラム街。中国もイギリスも管理できなかったため、様々な犯罪行為の温床に。
建物は違法な増築に増築を重ねられ迷路となり、「東洋の魔窟」と言われました。
この映画で描かれるのは、そんな九龍城で築き上げられた独特の文化。光の入らない薄暗い通路、張り巡らされた電線、密集して暮らす住民・・・そのどれもが、「失われたアジア」への郷愁を感じさせます。
貧しいながらも連帯感を持って暮らす人々にあてられ、「ここに残りたい」と願う主人公に深く感情移入させられるでしょう。
「ダンシング・ヒーロー」で踊る人々や、調子に乗って「モニカ」を熱唱するラスボス。当時の日本文化を思い起こす小ネタが散りばめられているのも見逃せません。
③ とんでもなくキャラ立ちした登場人物
実直な主人公・洛軍、イケメンで義理堅い信一、口の悪い闇医者の四仔、お調子者の十二小。この四人組が物語の中心となりますが、共通点は「お互いを信頼している」こと。
そして重要なキーパーソンであるリーダーの龍兄貴に、悪役の大ボス(サモ・ハンです!)とサイコ野郎の王九。
とにかくどのキャラも少年マンガ的な特徴があり、嫌いになれるキャラがいない。
僕の好きなキャラは信一と王九ですが、どちらもあまりにも「イケメンすぎる服装」「チンピラすぎる服装」で超わかりやすいのが良いですね。
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あと普通の映画なら後衛で何もしない太っちょの大ボスが、戦わせたら普通にメチャクチャ強い(サモ・ハンだから)のも高ポイント。
この映画は香港にとっての「三丁目の夕日」かもしれない
以上、「トワイライト・ウォリアーズ」の紹介でした。
派手なアクションに目を惹かれがちですが、僕達の憧憬をきちんと受け止めてくれる九龍城の再現度もぜひ観てほしい。
貴重なテレビ放送をみんなで観て笑ったり、仕入れた日本のカラオケにはしゃいだり・・・80年代香港という、中国返還直前の微妙な雰囲気、時代のゆらぎが表現されています。
どの面を切り取っても最高のこの映画。
最近は上映館も増えているようなので、皆さんも是非見てみてください。
そして僕と信一(ソンヤッ)のカッコよさについて語り合おうぜ!!
それでは今日はこのへんで。最後までお読みいただきありがとうございました!
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