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ドイツ人がFinatextに入社した件

こんにちは、ドイツ出身のデニスです。2019年に来日し、以来ソフトウェアエンジニアとして働いています。実は大学4年生の頃に1年間山梨大学に交換留学をした経験があるので、日本の滞在期間は合計で5年半になります。趣味は変な音楽を聴くこととお守りを集めることです!

今年の初めから Finatext の保険ドメインに所属し、ここ半年は主に共通バックエンドの開発を行っています。

入社して半年が経とうとしているので、少し遅い入社エントリーを書いてみようと思います。入社直後にも社内向けの入社エントリーを書いていましたが、内容としてはほとんど自己紹介になっていましたので、もう少し実際の業務を経験した感想をまとめてみました。これを読んで Finatext に少しでも興味を持ってくれたり、転職を考えている方の参考になったりすれば嬉しいです。

普段の仕事

基礎的な機能の開発に取り組んでいるため、現在はまだ特定のプロジェクトにアサインされていません。今は、外部のパートナーと一緒に、基幹システムに新しいモジュールを設計・実装する一種のグリーンフィールド・プロジェクトに携わっています。エンドユーザーの希望やニーズを考慮し、できるだけカスタマイズ性を上げるように設計しています。

フィンテックは僕にとって新しい領域のため、初めは保険用語も全くわからず、入社後しばらくは社内のドキュメントを読んだり、コードベースを探ったりしていました。今も頑張っているのですが、それでも他のチームメンバーの知識にはまだまだ及びません。ただ、外国人として日本に暮らしていると毎日知らない言葉にたくさん出会うので、覚えなければならない単語が少し増えたくらいという気持ちです。

入社の決め手

僕は小学生の頃からパソコンを触っていて、ずっとプログラマーになりたいと思っていました。ドイツの大学院を修了した後、日本で就職活動を始めました。大学では自動運転車の車間コミュニケーションについて研究していたので、それに関連したIT系の仕事が良いかなと思っていたのですが、最終的にWEBシステムエンジニアのポジションに決めました。仕事を通して色々なスキルを身に着けることができましたが、当時勤めていた会社では受託の案件が多かったので、テクノロジースタックが古いという点が気になっていました。

在籍期間が3年を過ぎ、日本の生活にも慣れた頃、もう少し新しいことにチャレンジしてみようと思いました。馴染みのない領域にも挑戦したい、最先端のテクノロジーを生かした仕事がしたいと思って、転職することに決めました。子どもの頃からコードを書いている僕にとって、最も大事にしていることのひとつは開発の心地良さです。一方で、業界にはあまりこだわりはありませんでした。Finatext の面接で証券か保険のどちらが良いかと尋ねられた際にも、すでにシステムの全体図を調べていたので、どちらでも満足のいく仕事をできる環境だと思っていました。

実は転職期間中、面接を受けたほとんどすべての会社から内定を頂いていたのですが(#weirdflexbutok)、Finatext への就職を希望した最終的な決め手は林さんとの面接でした。なぜかずっと英語でお話していましたが、林さんの考え方やフィロソフィーにすごく共感し、ここに決めないと後で後悔すると思いました。

チームの圧倒的な強さ

入社後、オンボーディングがある程度終わってからチームメンバー全員と1on1を設定し、自己紹介や経歴などについてざっくばらんに話をしました。そこで思ったのが、ここで働いている方々がすごい方たちばかりだと言うことです!ドメイン知識はもちろん、プログラミングパラダイム、テスタビリティーから様々な分野の基礎知識に至るまで、皆が幅広い知見を持っていました。そして、ほとんど全員が僕より若いということにも驚きました!「こんな場所で働きたい」と夢に見ていた仕事環境が目の前に広がっていました。普段の何気ない会話の中にも多くの発見があり、毎日新しい学びに出会っています。

それに加えて、会社のプリンシプルである「Anti-bias(専門性を敬い、当たり前を疑おう)」が、良い職場環境の元になっているのだと感じています。「昔からそうだから」「みんなこうやっているから」などという考え方は非常に有害で、どんな進化も妨げてしまいます。上記のプリンシプルを意識しながら仕事することは、とても大切なことだと思っています。

チーム以外のメンバーとのコミュニケーションも楽しい

個人的に面白いなあと思っているものが社内ツイッターです。厳密にはツイッターや X ではないですが、全社員が個人用の Slack チャンネルを持っていて、自由に発信をすることができます。ニュースに対するコメントだったり、面白い GitHub レポジトリ、雑談だったりと、人によって発信内容は様々ですが、いつも楽しく読んでいます。

また、Slack チャンネル自体も自由に増やせるので、猫チャンネルや音楽チャンネル、スイーツチャンネルなどを通して普段なかなか関わる機会の無いほかのチームのメンバーと交流する機会もたくさんあり、社内の円滑なコミュニケーションを促進する楽しくて素敵な取り組みだと思っています。

Finatextに興味を持っている方へ

(主にエンジニア宛になってしまいますが、)
プログラミングが趣味、実践的な DDD を経験してみたい、トップダウンが好きではない、今使用している技術スタックが古すぎる......などなど。
どれか1つでも当てはまったら、まずはカジュアル面談でもしましょう!

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