「クリスマスイブをひっそりと過ごしたい」

もうクリスマスイブだけど、いつもと変わらず過ごしています。最近あったことで、ちょっと意識していることがある。
末期癌の患者さんと関わったことだ。

仕事で終末期の方のお宅にお邪魔させてもらっている。
その女性はあまり感情を表に出さないタイプでして、今回、医療用麻薬を持っていったのだけど、ずーっと「とりあえず、薬だけもらっていいですか?」と淡々と落ち着いておられ、こちらも淡々と説明だけをした。

「痛みを取ることも治療になりますから」

まさかの37歳でした。僕とたった2歳しか違わない。

エアコンの修理をしてもらったみたいに、玄関まで見送ってくださり、「ありがとうございました」と言ってくれた。
その様子に末期癌という気配はなく、何かを言いたい気持ちだったけど、なにも言わずに帰りました。こういうとき、向こうはだいたい胸の内で思っていることがある。
玄関先を見たとき、小さな自転車が2台ありました。こういう現実もあるのだ。気持ちが引き締まります。

今回はまったく違う事を書くつもりだった。

1週間くらい書き続けている記事があって、本当はそれを仕上げるつもりだったのだけど、冒頭が納得いかなくてずっと推敲していたら、こんな記事になっていた。
不思議です。でももう日曜日になったのでこのまま公開します。

思ったままを書けない

引っ込み思案の自分は記事をサクサクと書いていくことができない。とはいえ、書こうと決めているので、(介護・医療の現場)を紹介していく。

それで今回何が言いたかったかというと。
末期癌の人だからといって、こちらが身構えなくてもいいうこと。
わざと「この人はもう命がわずかなんだ」と気合を入れたりしなければどうということはない。
ただの他人がいるだけだ。

これは医療者として良いのか悪いのかは分からないけど自分が相手の立場だったら、変に張り切られたくはない。

さて、世間はクリスマスムードです。街には人が多いし、SNSを開けば、「恋人が欲しいー」「世間が羨ましー」と騒いでいるが、それらを含めてみんな浮かれているなと今年は思った。

今年は静かに幸せをかみしめたいと思うのだ。

これから僕は元恋人にはLINEギフトを送って、実家には惣菜を買ってから帰ろと思います。

では、これから買い物に出かけます。みなさまも何でもないことを噛み締めてみてみてくださいませと思ったのでした。

あっ!お金がない、、まあコンビニのチキンを買えばいいか。

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