ゆうたくんのとある日常

「今日は世界、ゆうたのものだったね」
そう言って
横断歩道で待つお母さんが

記憶違いかもしれないけど
あれは 夏祭りの
その帰り
近所がまたたいていたとき

電柱を叩き
踊っていいかな
って世界に向かって思っていた

世界よ
夜気でうなされ
ぼくのものであれ

                                                          byゆうた


記憶になると、それはすごくきれいになることがある。あの日見た、路地は、いつもいる日常とは別のものだった。


これぞ、生きている。

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