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数年振りのモテ話し。


さてさて、今週はいろいろと考えていました。

35歳を過ぎても、有り難いことに、異性から好きになってもらえることがあったりする。しかしそれはぼくに魅力がある証拠ではなく、ただレアケースです。動物園に行く人間のすべてが王道ライオンを好きなわけではないように、園内の端っこにいるようなマイナーな動物、例えばワニとか猿もそれを目的にしている人たちがいる。そういうことです。(ワニや猿たちはちゃんと人気者ですが、)
ぼくが異性から好かれる・・なんてことは滅多にない。
見逃してはいけない世界のバグを見つけたとかそういった類のことだと思うのですが、こともあろうか、その日ぼくは「この女性と付き合っても本当に大丈夫かなー・・?」などと考えていました。


いつまでも立派だと思っている。
それが5日くらい前のことで、本当にそんなモテ男風に考えている自分に震えた。怖すぎるて。
そもそものことを書くと、僕のほうから先にその女性のことを気にしていました。別にデートに誘ったとかではないのだけど、いつも一緒に仕事をしているなかでいつしか「好きだなー」と思っていました。出会ってから数年が経っていたのに。なぜでしょう?不思議なことです。
ほとんど会話もしないし、コレといった出来事があったわけでもなかった。だけれどお互いにふと気がつくと好きになっていたのです。もう35歳を超えてきっと恋愛ができるチャンスなんてもう来やしないのに・・、20代の向こうと同じ目線で「これからのこと」なんて、考えていたのです。


さて、この根底にあるもの。
仕事と恋愛はもちろん違うのは知っていますが、ついどちらかのフィールドでうまくいっているからといって、もう片方のフィールドでうまくいくとは限りません。
しかしぼくはそれをごちゃ混ぜに考えていたのだと思います。
この数年間、なんやかんやこのnoteでぼやきながら仕事のほうではほぼ思った通りの結果を出してきました。YES・NOをしっかり言ってきていて、上司だろうと部下だろうと、こいつは融通が効かないと思われ、正しいと自分が思うことをわがままに会社で実現してきました。
部下のことを守ったり、職場における理不尽なことを排除してきたり。その目線というのは、現地点からその最も目指しうる望ましい場所へとどうやって辿り着こう・・?と手順・カードを考えていく方法になります。

しかし恋愛というフィールドにおいては全く正反対で。何も選ばないという選択をこれまでしてきて、この10年間のほとんど80%の時間は独りきりで過ごしてきました。
その結果、なにも見えてこなかった恋愛というフィールドにおいて、仕事で経験してきたものを塗り替えたのだと思います。
そこから地点から最高到達点へとタッチするにはどうすればいいのか?そういった職場でのやり方を当てはめてきたのです。
自分の人生でもそれが適応されると思って。自分の1番納得いくものを目指して、あらゆる可能性を検討していく。そしてYES・NOをはっきり伝えて、わがままに正解を目指していればそれが実現すると思っていたのだ。
そこで最初に戻るけれど、だから傲慢にも「この女性と付き合っても本当に大丈夫かなー・・?」などと考えていたのだ。




もしも10代の人間が「この女性と付き合っても本当に大丈夫かなー・・?」と考えているのは、きっと誠実な返事を出そうと悩んでいるのだと判断できますが、35歳をすぎた人間が、自分とは不釣り合いなほど素敵な女性からアプローチを受けているのに、いざ、好意を返されると、悩んでいるのは、むしろ天罰が降ってしまうみっともない姿だと思います。
しかし自分がそうだったのでした。、
いい将来を手に入れるため?足元を見れていないだけ?
ふと思うのは、自分の人生をよくできるのは自分だけだと思う。ここまで色々書いてきたけれど、綺麗事を言いだすと辻褄が合わない。
35歳をすぎたからといって、みっともなく悩むこと自体が否定されるとも思わない。「まだいい女性がいるかもしれない」というものだっまとしても。

だけど、恋愛というのはそもそも目指し方が違って、それぞれに不完全な者同志が出会うのだと思う。
だから〇〇さんと付き合えたら1番だな、とか、あのときのあの人は2番目だったなと、「もしも・・」と、そこから起こりうる世界を見ていたら、いつしかほんとうに寂しいことになってしまう。

そうではなく、目の前にあるものを、そのままら受け入れられたらいい。
世界をなにと比べているのかということ。
こうなったら最高!!と、そのためにがむしゃらにいくのではなく。
暮らしの部分では、もっと目の前にあるものを見つめて、もっと悪いこともあったかもしれないしこうして「好き」と言ってくれる女性がいるのは幸せだ、、とそれを噛み締めたほうがいいよなと思ったのでした。

ちなみに。
今回ここに書いているUさんという女性は、ほんとうに素敵な女性で、そもそもこんな悩むことじゃないのです。ただぼくが意気地なしというだけでした。
さて、今度デートをできたらなと思っています。
終わり。


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