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感情的な社員さんの末路、個室へと呼ばれないように。

さてさて、クビになるかもしれない人間がいる。

他人の不幸を楽しもうってことじゃないのですよー。そういった現実もあるよって話し。

これは会社の決定事項ではなくて、可能性の段階です。ちなみに、みなさんの会社でクビになった人はいるのかな?気になります。ぼくの会社では過去に1人だけ(知っている限り)います。

「マジでやらかした」ってレベルのことがあると、ぼくの会社では何年か前から社長や部長たちに呼ばれていて、個室で話しをするようになった。積み重っていくと最後には「辞職勧告」が行われるのです。

まあ世の中、変わった人間はけっこういますから。自分だってそう。誰かの視点になってみれば誰かはだいたいが変な人。

ぼくのいる店舗では、Uさんという方(50代の男性職員)がかなり変わっている。元々怒りっぽいと思っていたけれど、今回ソレはとくにひどかった。

「ぼくはもう仕事はせん!」
と、その日ちょっとしたことがあって、Uさんが機嫌を損ねてしまったところ、結果Uさんはもう何も言うことを聞いてくれない状態になった。50代男性だというのに。

「あのー」
「知らん!」
「だから」
「うるさい」
「このままでいいんですか?」
「もういいでしょ」
まるで鉄壁コンクリートにボールを投げているみたいでした。

そのとき会社にいたみんなは苦笑い。だけど管理者としては話しをしないといけませんから。「場所を変えましょうか?」と言っても「いい!」と拒否するしそこから20分くらいかな?みんなの前でずーっと話していた。

その結果。
すでにリーチがかかっていたので、その方はクビへと近づいたのです。
そう。
こうしてクビというのは世の中本当に実在するのです。


何年か前にも似た人間がいた。
先ほども書いたように、身の回りで何年か前にもう1人実際にクビになった人がいます。その方はどちらかというと「社会不適合」という感じでした。
よく酒臭いまま出社をしていた。

ほんと悪い人じゃないのですけど。夜にお酒を飲んでしまうみたいで、そこからは自分でどうすることもできなくないのだと思う。毎晩一人だけ遅くまで仕事で残業をしていたしストレスもあったのかもしれない。
ぼくも夜にスマホをさわりながら、よく「あと少し、、」と、遅くまでいじっちゃうことがあるので、気持ちはちょっと分かるかな。まあ飲酒とスマホでは違うけれど、、でも自制心がほんと効かないのだと思う。
ぼくらの仕事は配達です。酒臭いまま出社なんてしたらもうアウト。そこから先は言わずもがな。仕事をさせられないのです。
会社はアルコールチェックを用意していて、その方だけが毎朝ソレをやるように業務命令が下っていた。
「ふぅーー・・・ピピピ、ピピピ。」
その社員さんは毎朝呼気のアルコール数値を測っていました。

「いや、たぶん口に残っているだけだから。」
そしてアラームのなった端末を片手に慌てて水を飲んで、もう一度「ふぅーー・・・ピピピ、ピピピ。」と測る。

当時、管理者でもなくて、側から見ているだけでよかったので、その人の優しい人柄もあって微笑ましかったですけど。
とても良い人でした。業務終わり頃「誰もいきたくない指示が入ると、そのときに必ず「俺がいくよー」と請け負ってくれた。

最後、会社からは温情をうけて「せめて自主退職をしなさい」と勧告を受けて、正確にはクビではなく辞職をされていきました。

Uさんはというと・・。
Uさんはどちらかというと「社会不適合者」というより、「人間として性格の曲がっている」という感じがします。
自分とバチバチやりあった印象があるからなのかもしれませんが、キツイ言い方をしてしまうと自業自得。すべて自分の招いたことだよーと言いたくなってしまう。

なぜ意思をコントロールできないのか。
Uさんはいろんな店舗でNGを喰らっている職員です。まあ想像に難しくないですよね。
10年くらい前に中途採用で、当時の社長(現在の会長)に連れられてやってきて、まだ別の店舗にいたときに、会長から「これからよろしくやってくれ」とそこで数日だけ一緒に働いたことがある。
そのときでさえ変な人だなーと思っていたのですが。ぼくの知らない間にどうも5店舗くらいを転々としていて、すべての店舗から「UさんはNG」というレッテルを貼られていた。
10年ぶりに同じ店舗で働くとなるとき、最初に「これまでいろいろあってね・・・、」と本部長から直々に話しがあった。その時点でもしもぼくが断ればクビになるというところでした。すでにリーチがかかっていたのです。

ぼくのするべきこと。
いま目の前には2つの選択があります。「この店舗でもう彼に働いてもらうことはできません」と会社に伝える。もしくはは「まだしばらくこの店舗で働いてもらう」と決める。
Uさんのことを考えれば、定年も間近ですし最後まで働いてもらうのがいいでしょう。
しかしぼくは店舗の他のみんなのことも考えないといけない。
今回、彼の場合は「最後のチャンスだ」と分かった上でブチギレたのです。


あの話しの最中、「こっちは20歳も年上ど!」と顔を近づけて睨みつけてもくる人間ですから。やっぱり、平日からいろんな不満が聞こえてくる。
1人ご機嫌で仕事をされているのはそりゃいいことですけど、みんなに迷惑がかかるようなら話は別。ここは職場ですから。咎めないといけない。


「あと数年で定年」。そう、会社からしてみれば厄介者なのだから数年早く手放してしまった方がいいのかもしれない。
でもUさんの場合、「自分の理性でコントロールできない」というより「ちゃんと自分から過ちを犯しにいっている」という気がしていて。数年前のお酒をやめられなかった職員とはちょっと違うような気がしている。
どうするのかな。まだクビが決まったわけじゃないし、これから、自分の態度を改めて自分の意思でちゃんと態度を改めてもらたら!!
頑張って!
そんなことを思った週末なのでした。
終わり。


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