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「苦しい世界線」詩三作
終わり
「たった三ヶ月前のこと」
ほとんど返信のこない
「そうですか」と「分かりました」が
言い放たられる
履歴を見て
とにかく不安で
アパートへ帰る道が
とにかく不安だったことを
今、思い出す
「土台無理だった話し」
目が合ったとき
「でしょー」と、まばたきをしていた
ネイルをした爪
手元を見る、その世界線が
ぼくにはやっぱり
蜜月の下を歩くような道だった
「そしていい恋だった」
過ぎ去ってみれば
このアパートへの道は
いつもの街灯のあたる日常で
ようやく戻ってきた
いつもの世界。さて、誰を探そう
終わり
難しい。無理な恋をする息苦しさを書いてみたのだけど、写真とか雰囲気をうまく出せなくて。
こういう不安が募っていく日常も後になってみれば、良い経験だったと思える。いつもの世界に戻って、自分は自分なのだと。。。
なんて、書いてみたかったのです。