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初期費用と固定費紹介

ページ説明

2017年に勉強場所に特化したレンタルスペース「会員制有料自習室」をOPENするまで、OPENする後にかかった費用をこのページで紹介します。

今となっては、こんなにもお金をかけなくても「会員制有料自習室」をOPENできることは知ってますが、当時、右も左もわからず1人で一から事業を立ち上げたアイデアなので、これを機に実際かかった費用を包み隠さずそのままお伝えしてみます。

当時は「会員制有料自習室」を始めることは親にも内緒で、周りの友人・知人にも伝えてませんでした。おそらく自分のことだと、色々指摘されるとやる気がなくなってしまうため、無言実行で始めました。

自己資金

最終的に100万円弱(借入前に事業計画書を出す段階)

飲食店で働いていた期間で合計400万円ぐらい貯めていましたが、退職後に社会人向け経営大学院に通い学費で70万円マイナス。

退職後の一年間は全く働きたくなくて生活費だけで90万円マイナス。いざ起業・独立するぞ!!と言っても無知ととてつもない不安にかられて個人メンターについてもらい140万円マイナス。

結局、自分で起業しようと思いスタートした時には手元に100万円弱しかありませんでした。

借り入れ

800万円

資金が足りないと思い、日本政策公庫で借入を行うことに。有難いことにメンターから税理士さんを紹介してもらい色々アドバイスをいただけました。今でもその税理士さんにお世話になっています。

飲食店のマネージャー時代に、損益計算書をちょくちょく作っていたため比較的にスムーズに事業計画書を作りあげることができましたが、今思えばまったく無知・無謀で、ただ自分の都合の良く練り上げた『絵に描いた餅』=『事業計画書』でした。

今その計画書を見返すと恐ろしいぐらいまったく数字が実運営とかけ離れています。

実際にかかった初期費用

何だかんだで500万円

物件取得費 (賃貸物件で自習室運営、家賃25万円)

・物件保証金200万円 (ビックリ家賃10カ月分も)

・前払い家賃 25万円 1か月分

・仲介手数料 10万円 

設備・内装費

・パーテーション 60万円 

OPEN当時は、⑴勉強スペース、⑵カフェスペース、⑶会議・教室用個室スペースの3つにスペースを無駄に分けていました。そのためパーテーションでエリアを区分していました。

・テーブル、椅子 90万円

・その他40万円

販促物

・ウェブサイト 40万円

日々の更新は自分でできるようにwordpressで業者さんに作ってもらいました。人に聞いた入り、ネットで調べたりして自分でwordpressをいじっていたおかげで今では大分使えるようになりました。今では周りの方に教えたりしています。

・三つ折りパンフレット 10万円

運転資金

300万円弱

借入800万円からどんどんお金は飛んでいき、残された運転資金は300万円ほどに。OPENしてそこそこ売上があれば問題なく、当時は運転資金が300万円も残れば余裕かなと痛いほど勘違いしてました。

OPEN後の月々経費

毎月の経費 30万円弱

固定費

・家賃25万円 

・人件費0円 自分一人で運営していたため。

・WIFI 0.5万円

・光熱費2万円

・コーヒーサーバー代 1万円

当時は店内にコーヒーサーバーをおき、利用者の方が無料で飲めるようにしていました。

広告費

・リステヒング広告 10万円 

ウェブサイトがあっても検索エンジンの上位表示に3ヵ月~ぐらいかかると聞いたため、OPENして最初から3ヵ月ほどウェブサイトを作ってくれた業者さんにGoogle・Yahooの広告代行をお願いしてました。

アナログ商売の代表のような飲食業からまったく畑違いの業界に移り、ウェブサイトから集客できるような商売をした経験もないため、OPENした直後はまったく集客できず、不安にかられてちょくちょく業者さんに電話をかけて迷惑をかけてしまいました。

窮地に追い込まれると本性が出ると言いますが、たかが1か月集客できないだけで焦りに焦りまくる自分の器の小ささを知る良い機会でした。

飲食店のようにお店を開けば、お腹を空かせたお客さんが続々と来てくれるような環境があまりにも当たり前だったため、頭の中を切り替えるのに苦労しました。認知してもらうために苦手なブログを書いたり、ネットで紹介しているSEO対策をまねしたり当時は必死にもがいていました。

追加資金注入

200万円

・親借金100万円 

・自己資金100万円

高い家賃に比べて売上がまったく伸びず、借入から残った運転資金がどんどんどんとなくなり。ほぼゼロに近い状態にまでに。何度も何度も閉店を考えましたが、、どうしても諦めきれずに親に借金をお願いし、もともと手元にあった自己資金もつぎ込むことになりました。

規模縮小後の新規出店初期費用

合計60万円

何度もお店を閉じようと思ったあげく、最後の悪あがきでお店を移転させることにしました。お店の広さは3分の1に縮小、立地も駅近くの一等地からビジネス街へ。

結果的にこの決断が当たっていました。家賃は3分の1に下がり、その割に売上はそこまで落ちなかったため初めて利益がでるようになりました。

以下の数字が試行錯誤を繰り返し、現在のカタチとなったローリスク・ローリターンモデルです。今ではフランチャイズもできるぐらいのカタチとなりました。

物件取得費 (家賃8万円)

・保証金 8万円 家賃1か月分

規模が小さいから保証金が一気に下がる。

・前払い家賃 8万円 家賃1か月分

・仲介手数料 8万円 家賃1か月分

設備・内装費

・テーブル・椅子 30万円

・その他 5万円

規模が縮小し限られたスペースしかないため、無駄に内装費がかからなくなった。そこそこキレイな物件であれば、テーブルと椅子があれば自習室が運営できるレベルに費用も縮小。

広告費 0円

業者さんに作ってもらった自社ウェブサイトの運用実績、SEO対策が進み有料で広告を打たなくても問い合わせがくるレベルに。

規模縮小後の月々経費

毎月の経費 1店舗9万円

固定費

・家賃8万円

・WIFI 0.5万円

・電気代 0.6万円

・人件費 0円

まとめ

初めに自習室を開業したときは、まったく知識・経験がないため無駄にお金を使い過ぎました。未だに借入の返済をし続けているため後悔は残りますが、たくさん失敗したおかげで今ではローリスク・ローリタンではありますが、マッチする人にはマッチするビジネスモデルになりました。

私のように、以下の内容当てはまる方には最適です。

・起業チャレンジはしたいけど、もしものリスクに敏感
・1人でマイペースにやりたい
・時間や場所に縛られたくない

そして、これは一番のメリットですが、自分の時間をある程度コントロールすることができることです。会社員では基本自分の時間は上司や会社にコントロールされます。それが良い悪いではなく、私のように限られた時間を使って色々なことに挑戦したい!と思ってしまう方には自分の時間をコントロールする権利を持つことはとても重要なことでした。

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