充電切れは突然に…

突然に…という表記にすると、小田和正のラブストーリーは突然に…が頭の中をリフレインする、昭和感満載の私である。
今回は全く、恋愛のことなど題材にはならないので悪しからず。

何かと「充電」がないと不便な世の中になったことは確かだ。
近年、成長著しいガジェット(電子機器)や車や電気。充電がないと焦るほどだ。
別に死ぬわけでもないのに。
そんな世の中の流れに合わせて、充電が手軽にどこでもできる世の中にもなった。

便利な世の中になっても「人間」の充電だけは手軽にできないのが実体である。
もちろん、そこらへんうまくやりくりしている人もいるが、私はめっきり下手である。

頑張っているのに、思うように成果がでない。
周りと同じだけ動いているのに、思い描いていた結果ではない。
そんなことが多く、基本的に疲れてしまうのだ。
そしていつの間にか自分自身の充電がなくなっている。

頭ではわかっている。「人と比べなくていい」
けど、社会に属している限り、「隣の芝生は青い」と、どうしても見入ってしまう。そして心配しいときたものだ。
隣の芝生を見ては落ち込み、改善をするもうまくいかず、自分の意見にそれたことをするから疲れる。「本当はこうじゃなかったのに」といって、自分の意見にしたがってやっても、うまくいかない時がある。そんな時は本当にもう言葉にできないのだ。

そんなことを繰り返しているうちに、自分の生きる「定義」みたいなものを見失ってしまう。「え、なんでこんなことしているんだっけ??」「あれ?これ本当にしたいことだっけ??」自分でも迷子になる。そうして心はどんどん時間をかけて疲弊していく。そんなことを自分は「まだ大丈夫」というドーピング(言の葉)を使い、自分自身を奮い立たせていく。

ドーピングは本当に素晴らしい。
一度やる気を無くしても、その言の葉があればやる気がみなぎる。やれる!頑張れる!となるが、それは時間と共に効果は激減してくる。そしてやる前よりもひどく疲れてしまうのだ。そして徐々に充電切れを起こしてしまうのだ。

ドーピングをした分、充電速度は著しく遅い。
速度が遅いのではない。充電のキャパシティーを大きく下回り、エンプティーよりマイナスになってしまっているからだ。まずはエンプティーの部分まで自分の充電を補うことが先決なのだ。だがそこまでに達するのが非常に時間がかかるから、厄介である。簡単に例えると、自分の体の中に天使と悪魔がおり、充電切れを起こしている時は悪魔が支配しているからである。

悪魔が支配しているときは、全てが黒。ダーク。
その中に一筋の光が見える。天使である。
が、その一筋の光は一瞬。すぐに消えてしまう。
また心の中はダークに支配されてしまう。
そんなことを繰り返していると、時々「あれ?なんで悩んでるんだっけ?」となって一気に抜け出すこともあるが、大抵そんな時はまだダークサイドに引き込まれやすいのだ。

時間をかけてゆっくり、自己を理解しながら、向き合いながら起き上がる。
それをすぐ行えて実行できる人は本当に素晴らしい。が。
充電切れを起こしている時こそ、人と比べるのはやめる。私は私。
少しわがままに生きてもいいと思う。今まで頑張ってきたのだから。

そんな不器用な自分を理解してあげて、生きていく。
全てを理解することなんでできないが、そんなことを積み重ねて、もっと自分らしく生きていけるように、少しでも楽しく笑って生きていけるように。
私だけではなく、色んな人と分かち合って生きていけるように。

なんとなくそう思って文章を紡いでみただけ。
長い独り言☺︎

ではでは!

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