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「三体Ⅱ 暗黒森林」前作よりも加速度が増したジェットコースターに変な笑いが出た。

ようやく読み終わりました「三体Ⅱ 暗黒森林」。上巻を読み終えたのが今年の1月なので、全体を読み終えるのに8ヶ月かかってる、勿体ない。読み始めたら他にどんなにやりたいことがあっても読める時間が少なくても2週間くらいで読み終わっちゃうのにね。

8ヶ月も経つと上巻の詳細は頭から消えてしまっているので、下巻で上巻の言及があると詳細が思い出せず悔しい思いをして自業自得を噛みしめるやつ。それでも面白いのが三体。1作目に比べて面白さの加速度が増して、下巻にいたっては三分の一も読み進めれば手が止まりませんでした。

しかしこれが日本語で読める幸せよ。巻末の訳者あとがきを読むに、先行した英訳版は訳者がかわって表現や言い回しが1作目から変わっている部分があったようで、日本語版ではそういったことがないように気をつけられているとか。原作者・原作出版社の意向をちゃんと確認して翻訳されてもいるらしく、贅沢の極み。3作目も読むのが楽しみ。いつになるかな…来年までには読みたいが…。





以下、箇条書き感想です。ネタバレ注意。


  • 蟻にはじまり蟻におわる表現に痺れる。

  • 最後の羅志祥の台詞「もちろん、怖がったりしませんよ。あしたも太陽が昇ってくるのを知っていますから」になんかもう変な笑いが込み上げてくる。美しすぎる。

  • 水滴の容赦なさやばい

  • 名前を覚えてた登場人物を容赦なく死なせるのやばい

  • 上巻で羅志祥が恒星に呪いをかけたあたりの詳細を全然覚えてなくて、もったいないことした気持ちがすごい

  • 羅志祥が種明かしを始めるあたりから大史が出てこなくなっちゃったんだけどどこに行ったんだろうか?

  • 3作目まで読むとして、色々わかったあと最初から読み直すのも楽しそう。その気力があればだが…

映像化も楽しみです。


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Keita Mori(ふぉれ)
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