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よなよな87 よなよな花

ばな子

疲弊

これほどまでに全員がへろへろの秋ってないんじゃないかな。
みんななにかと戦ったかのように力尽きてます。
私も突発性難聴ですが、最初の1ヶ月がかんじんと言われているだけに逆に忙しくなっちゃって(超濃密スケジュールの中に時間の読めない病院を入れ込むストレスったら)、なんだこれ、と思ってます。
父は晩年聞こえない上に見えなかったわけで、そりゃほんとしんどかっただろうね、と思うけどまだちょっと晩年には早すぎるから、あきらめずにだらだら治療していきます。今はライブハウスとか電車とか、元々よく聞こえないうるささのところがとっても快適。
そもそも病気になるほどストレスを受けるなんて、間違っている。
今回は忙しさと、本を書き上げた疲れと、夏の疲れがたまっているところに、おそうじバイトをずっとしてた人がいきなり辞めて、その後の融通とか謎のフィリピン人たちと謎の英語でやりとりしたり、週2日じゃほんとうは限界の事務所にさらにおそうじ時間を入れ込んだらもっと忙しくなる〜!という恐怖から完全に燃え尽きうつ状態になり、そこからの難聴なのですっごく納得いきます。
でも、一個変わったくらいで気が⚪︎うくらいのスケジューリングがそもそも間違ってるんだし。最近、朝まで書いて、昼はふつうに取材受けたり撮影したりしていたので、その上洗濯炊事庭めだかは真剣にやっていたので、そりゃ、倒れるよね。
そういえば亡くなった占い師の友だちに難聴を、「お父さんは今周りから聞こえるのが聞きたくないことばっかりなんですよね〜」と言われて、にっこにこしてました、父。占い師の友だちは巨乳でその上最愛の高橋真梨子に似ていたので!今頃天国で笑い合っているといいが!
求人と同じで、今まともな感覚を持ってる人はそりゃ求められますよね。そして忙しくなる。
そして私が病気になると喜ぶ人がこの世にはいっぱいいるんですよ!なんだそれ。
だから、「病気になったらふつうに心配してくれる人」としか決して過ごさないんです。頭おかしくなっちゃう。

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