よなよな37 馬
ばな子
振り落とす
まみちゃんが馬のように生きている様こそが、「創作」「作品」なんですよ。
そして私とかホドくん(笑)がしているようなことは、どちらかというと、二次創作なんです。
神がそういう才能しか与えなかったからこそ、小説や映画を生涯かけて黙々と創っているのですが、つまり、オレらのほうが二流なんです。人間という生きものにおいては。
だけど、なにかを成したほうがいい、残したほうがいいという謎の洗脳によって、逆かのように見えているだけなんです。
だからある意味残さなくていいんです。
兄貴や、まみちゃんのほうが偉大なんです。残るものは、そういう人が毎日見せてくれる、智慧の輝きのほうなんです。それが子どもたちや周りの人たちにかけらになって入って、受け継がれて、永遠に生き続ける。
そこは決して、違えないでください。より道具が必要なほうが基本、より低級。だからこそ、必死に書くんです、創るんです。
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ばな子とまみ子のよなよなの集い
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よなよな、人生について意味なく語り合うばな子とまみ子。 全然違うタイプだからこそ、野生児まみ子の言うことを聞くとばな子こと小説家吉本ばなな…