よなよな75 よなよな和ご
ばな子
和み
犬の話も、今現在いる中学のバレー部を辞めろとか言う話ではなくって小学生のときのこととは言え犬猫扱いの話も、ほんとうにこの世の終わりっていう感じで、これからはそうでない人たちが心を通い合わせて小さく生きていくしかないのだな、としみじみさせられました。
思った以上にちゃんとした考えの人の数は多い。
多分、「出せない」だけなのです。
たとえば、他人の家の玄関から勝手に家に入って、その家の犬が家を守ろうとした、そりゃ当然だ、おまえがあやまれ、というまともな人のまともな話を描いた映画があるとして、それを観るとみな「そうだそうだ、私もそう思う」と言うわけですよね。でも実際にそれが目の前で起きると、それを自分が実行する方法がわからない。今はそういう時代です。
少しずつ、少しずつ、思ったことを行動する力がついたらいいね、そうしたら人生は拓けるよ、というのが、若い人たちに対するせめてもの気持ちです。
その子どもさんだって、親が「犬に襲われたとか言う前に、おまえはなんで人の家に勝手に入るのだ、それもよくないことだろう?」って言ってあげていたら、「もしかしたらそうかもしれない」と思うかもしれない。
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よなよな、人生について意味なく語り合うばな子とまみ子。 全然違うタイプだからこそ、野生児まみ子の言うことを聞くとばな子こと小説家吉本ばなな…