肩こり、首こり×筋膜リリース
国民病である肩こり、首こりのnote第3回目は、
肩こり、首こり×筋膜リリースについてのお話です。
筋膜リリース?
つい先日、NHKの情報番組のあさイチでもファシア(Fascia)が取り上げられてびっくりしました。
https://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/210127/1.html
筋肉を包んでいる膜=筋膜で、痛みのトリガーポイントは筋膜だけではなく、その周囲の脂肪や腱や靭帯などの結合組織(Fascia)にもある事がわかってきて、超音波(エコー)で筋膜や白く重積して見えるところに生理食塩水を投与(ハイドロリリース)して発痛物質をwash outし、筋肉の癒着や萎縮などを改善させ、筋肉や関節、組織の動きを滑らかにすることを「筋膜リリース」、「Fasciaリリース」、「筋膜Fasciaハイドロリリース」と言っています。
もっと詳しい事に興味があれば、私のnote「筋膜リリース注射って?神経ブロックと何が違うの?」をご参照下さい。
肩こり、首こりではどこをリリースする?
基本的に肩こり、首こりは、この筋膜をリリースすれば良いっていうのは存在しないと思っています。
まずは、個々の患者さんに一番、痛く重くこっている場所を教えて貰いその場所を中心に超音波(エコー)をあてると不思議と周囲より白く重積している筋肉や筋膜が見えることが多いです。なのでそこをターゲットにして生理食塩水を注入するようにしています。
筋膜リリースの準備
当院では27G(一番細い針)の針と10mlの注射器のシリンジ2本を用意し、生理食塩水3〜4mlずつリリース(20ml /回まで)していきます。
実際のリリース画像
上記の添付画像は、左の首の付け根に超音波をあてて左の僧帽筋と肩甲挙筋の筋膜をリリースしています。
画像引用:日本整形外科学会 「整形外科シリーズ4 肩こり」より
肩こり、首こりは生活習慣に伴っておこることが多いので、1度のリリースで完全に良くなるのは厳しいことが多いです。
ですが、リリースで肩や首、肩甲骨の動きを良くし、体操やストレッチ、良い姿勢を意識するようにすることで、楽な時間が増えてゆきます。
体操、ストレッチやマッサージを行ってもなかなか改善されない首こり・肩こりの方は是非1度「筋膜Fasciaハイドロリリース」をお試しください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?