さよならをおしえて～Twitter創作物感想録２０～

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「すべての創作者に必要なのは”いいね”や”スキ”の投げ合いじゃない、全力の”解釈”と”感想”だ！！」Web創作界隈に「読者のいる（感想が贈り合われる）創作」文化を根付かせるべく、思想を掲げ暴れ続ける”ことばの魔物”コンノダイチの分別奮闘記、あるいは、才悩人応援歌。

この記事は、Twitter上で我々「26時（@kikan_26）」が主宰する「#ばけもののうた」および「 #全読」 参加作品へと宛てられた「web創作物への感想ツイート」をまとめたものです。元作品を辿れるように「引用リツイート」の形で投稿は統一しておりますゆえ、私の拙い感想を通じてnoteユーザーの皆様が「Twitter創作物」に触れる一助となれましたらば幸いです。

コンノダイチ＝さよなら（@D_8823_drive）
蒼馬-ΛOMΛ-（@ssk_aoma）
26時（@kikan_26）

イスの偉大なる種族の精神交換って、こんな感じなのかな。
姿ではなく体温で判別して忍び寄る存在、という設定がユニーク。色も光も無い世界で、自分の体温を感知して近付き苦痛もなく丸呑みにしたがっているものがいるとすれば、それは恐怖に価します。人が何故暗がりを恐れるのか、その理由にも(字数 https://t.co/dtDsJU1CHf

— さよなら (@D_8823_drive) December 20, 2018

どうやら不死らしい「君」と「あなた」の、嘘を発端とした愛憎物語、と読みました。繰り返される二者の対比がしっかりしているので、恐らく巡り会い刃を突きさす瞬間まで続くであろう物語が想像できて良い感じです。彼らが何者なのかがもう少し匂うと、例えば眠るシーンを「日陰」と言い換え吸血（字数 https://t.co/4Yt1aEEURZ

— さよなら (@D_8823_drive) December 20, 2018

多分ジャンル分けをするならば「意味が解ると怖い話」だとは思うのですが、不気味さは感じるもののストンとは落とせずにいますぐぬぬ。「いち→に」と増えているので、娘さんには何かが見えているのかな？という気はするのですが。カタカナ覚えたてで漢字を理解しているはずもないので、外じゃな（字数 https://t.co/TkcxAnnJZ3

— さよなら (@D_8823_drive) December 20, 2018

…イカス！
具体的に何が起こったのかは想像するしかないですが、「嘘をついて食べてしまったお腹のなかの”きみ”に会いたくて実際針を１０００本飲んだらしい」時点で結構凄まじいのに、「死ねないのはきみが会いたくないからだ」「痛くなかった？」とずれた価値観を畳みかける感じがとても良きです。 https://t.co/B8Sow2R5KG

— さよなら (@D_8823_drive) December 20, 2018

これはすごい……「”何者か”に世界を売り渡した男の最後の一服」というか。もう本当に、「どうすることもできないことを悟っている」感じが出ていてとても好きです。よく読めば、どれ一つとして捨て表現がなく、全てが「この一服を終えた瞬間に始まる恐るべき事態」に繋がっている知的な作り。美しい。 https://t.co/NNonR1XlJy

— さよなら (@D_8823_drive) December 20, 2018

漱石と四迷の力が備わり最強に見える！
「あなた」が「つきがきれい」と言った時点ではまだ月は隠れてるっぽいので、まさに「I love you」の意味だったんだけどお相手は狼男で……という。あるいは「おお神よ！(今だけは正体を隠して送ることを許してくれ！)」と懇願しながらあなたを送りゆく姿かな。 https://t.co/3w6xBcN7Cj

— さよなら (@D_8823_drive) December 21, 2018

「わたし」を誰としてとるか。ぼくは「物の怪」で取りました。「要る子も要らない子もどちらも"わたし"で、育てられなかった者は物の怪になり、育てられた者に取り憑くんですよ」的な設定だとすると怖いなぁと。
最後の「要らないよもう入らないよ」と鳴きながら何かを貪る姿が印象的ですね、よき。 https://t.co/559aKzkDUE

— さよなら (@D_8823_drive) December 21, 2018