「セクシー田中さん」(日テレ系)に「つっこみ」をいれてみました(1)

都内の商事会社で働くOL朱里(あかり、23)は「いきづらさ」をかかえている。ときおり、ヒラリー・クリントンの「ガラスの天井」スピーチをネット画面でながめては自分をなぐさめている。ある日、仕事は完璧だが地味なアラホーOL田中京子(40)が夜、ペルシャ料理店でベリーダンサーとしてセクシーに踊る姿を見てあこがれるーー。

というのが公式ストーリーだが、「女性」となると「いきづらさ」とくるのが近頃定番になった。つい最近まで「朝日新聞」で「女性のいきづらさ」というフレーズを紙面のどこかでみない日はなかった。しかし、バブル崩壊前はこの国の女性たちは海外でブランド品を買いあさり「我が世の春」を謳歌していたのである。一方、バブル崩壊前もあとも「いきづらさ」をかかえていたのは男たち。それは、カローシダントツの事実が物語っている、といったことはさておき、

日本のテレビドラマ(現代もの)を見ていると、「これがいまどきの若もののモラルなのか」とびっくりすることがある。第一回にこんなシーンがあった。

朱里は「男遊び」するタイプではないが、一度だけ大学の同級生仲原進吾とベッドをともにしたことがある。その時の回想場面。セックスのあと、仲原は朱里にむかって、「友達なのにこんなことしてごめん」と土下座して謝るのである。「もう2どとふれないから」。その後は約束を守り、時々、朱里のマンションによって「寝させて」とくるのだが(仕事場が近いとか)文字どうりソファで横になって眠るのである。
このくだりを日本在住30年のアメリカ人男性のメル友に伝えると「彼は彼女に謝る必要は一切ない」と返してきた。「彼女は未成年ではない。彼女をレイプしたわけでもない。お互い合意の上でセックスをした。彼が一方的に『こんなこと』をしたわけではない。ふたりで『こんなこと』をした。謝る理由がわからない」。わたしも全く同感。さらに「友達どうしでセックスはありか」と聞くと「セックスフレンドがあるじゃないか。日本でもセフレというんだろ?」。というわけでまったく意味不明の場面。もっとも、、この男の子の態度がいまの日本の若者には案外すなおに受け止められてしまうのか、とも思ってしまうのである。まさに日本人的モラルなのかもしれない。

ところで「アメリカのフツーの男子大学生」について以下の情報を得た。
  「女の子とデートはしたい、でも責任はとりたくない」
  「ただセックスをしたいだけ」
さらにアメリカ留学中の日本人女子のyoutubeはアメリカの大学における男女関係のリアルをつたえている。
  「アメリカの大学では体目的の男子のせいで女子はみなつらい思いをし
   ている。彼らはハンサムでかっこいいし、口がうまいので見極めがむ
   つかしい。特に3,4年生は要注意。新入生の女子がはいってくると、彼
   らは興奮して『狩り』(ハンティング)を始める。1年生の女子は 
          easy target、とくに日本人女子は"You're so beautiful"なんて日本の男
   子は言はないから一遍に舞い上がっちゃう。わたしも痛い目にたくさ
   んあいました。大学では女の子ばかりつらい思いをしているのを見て
   きた。フェアじゃない」。

  



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?