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「DELISH KITCHEN」にヘルスケア機能が登場、献立決めから健康管理までをサポート

10月は「デジタル月間」ということで、2022年のテーマである「ふれよう!#デジタルのチカラ」に合わせて、身近なデジタルの話題やサービスを紹介していく。今回は、レシピ動画サービス「DELISH KITCHEN」がリリースした「ヘルスケア機能」について取り上げる。

「デジタルの日」は、2021年にデジタル庁により創設された。今年は10月2~3日が「デジタルの日」、10月が「デジタル月間」となっている。

利用者の満足度、SNSファン数1位のレシピ動画サイト

DELISH KITCHENは、ウェブサイトとスマートフォン用アプリから利用できるレシピ動画サービスだ。動画による解説の分かりやすさと、初心者でも簡単に作れるレシピが人気となっている。また、掲載されているレシピはすべて、管理栄養士、調理師、料理研究家といった食の専門家によるオリジナルとなっているのも特徴の一つだ。

2020年に行われた「女性が選ぶレシピサイトランキング」(※1)の調査で、利用満足度第1位となったのがDELISH KITCHENだ。ちなみに、利用率第1位は「クックパッド」、リピート率第1位は「楽天レシピ」との結果が出ており、利用者の視点によるウェブサイトの特徴がうかがい知れて興味深い。

また、DELISH KITCHENは、国内のレシピ動画サービスの中で「SNSファン数」が一番多いという結果も別の調査で出ており、その人気の高さがうかがえる(※2)。

テレワーク等で健康に対する意識高まる

そのDELISH KITCHENが、9月27日に新たな機能としてリリースしたのがヘルスケア機能だ。献立を選ぶ際に健康情報や食事記録に基づいて、栄養計算や管理栄養士によるアドバイスなどが受けられる機能で、アプリをインストール(既にインストール済みであればアップデート)することで使用できる。

DELISH KITCHENによるユーザー調査では、75%以上の人が「日々の食生活で健康を意識している」との結果が出た

運営元のエブリーは、「ステイホームやテレワークなどの影響で、運動不足や体力の低下、肥満や体重増加といった健康課題を感じている人が増えたこと」が、同機能のリリースに至った背景にあると説明している。

献立決めから健康管理をサポートするヘルスケア機能

ヘルスケア機能では、毎日の献立決めから健康管理までをまとめてサポートする。例えば、食事記録をすると、入力した身体情報などを基に自動で栄養計算を行う。これにより、栄養素の不足や過剰がグラフで一目で分かる。また、管理栄養士からは、栄養バランスがより良くなる食材の提案をはじめとするアドバイスがもらえる。提案された食材を使った料理を、同アプリのレシピ動画の中から探すことができるといった具合だ。

DELISH KITCHENユーザーである筆者も、アプリをアップデートして早速ヘルスケア機能を使ったみた。食事管理の入力が簡単で、その日の朝食・昼食・間食の内容を入れておけば、その日に摂取できる残りのカロリー数のほか、炭水化物やタンパク質、食物繊維があと何グラム不足しているといった情報が瞬時で表示されて、夕食の献立を考える際にとても便利だ。さらに、この機能を使用することで、食事のバランスや健康についての意識が高まる効果もあると感じた。ダイエット、生活習慣病の予防や改善のために食事を見直したいと考えている方は、活用してみてはいかがだろうか。

文:遠竹智寿子
フリーランスライター/インプレス・サステナブルラボ 研究員

トップ画像:iStock.com/LanaSweet
編集:タテグミ

※1 女性が選ぶレシピサイトランキング
※2 ニュースリリース(エブリー、2022年3月16日)

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