ようちえんのわたし へ 〜人生の棚卸し〜
こんにちは。おとなのわたしから、またてがみをおくります。
ようちえんにはいったし、くもんをはじめたから、まえよりも、スラスラもじがよめるかな?
ようちえんは、たのしいことも、かなしいことも、たくさんあると思います。どれも、おとなのわたしにとっては、あたたかいおもいでです。
おかあさんがようちえんにくるひは、すごくうれしかったのをおぼえているよ。
いえでは、おにいちゃんと、おにいちゃんのともだちと、よくあそんでいるね。
おにいちゃんは、わたしがいてもいやがらないね。やさしいね。
おにいちゃんが、ころんでけがをしたときは、いえまではしって、おかあさんをよびにいったよね。
おとうさんとおかあさんは、ケンカをたくさんするかな?おかあさんは、いつもおこっているようにみえるかな?
おとなになるとわかるけど、ふたりとも、いっしょうけんめいなんだよ。ケンカは、なかよくないとできないんだよ。
だから、こわがらなくていいよ。あなたはなにもわるくないし、みんなあなたがだいすきなんだよ。
おかあさんにおこられたとしても、それは、あなたがキライといういみじゃないからね。
おかあさんがこっちをみてくれなくて、さみしいよね。かなしいよね。
そのきもちを、おかあさんにいってごらん。きっと、あなたをみてくれるからね。
たのしい、かなしい、スキ、キライ、ぜんぶだしていいんだよ。わたしは、おとなになって、そのたいせつさにきがづいたから、だすれんしゅうを、してるんだ。
あなたはまだちいさいから、いまかられんしゅうすれば、きっとすぐにじょうずになるよ。
これができたら、しょうがっこうも、ちゅうがっこうも、たのしくかよえるからね!
さいごに、だいじなことをいうね。
ようちえんにはいていくズボンの、ゴムがゆるくなっているよ。なわとびのときに、ズボンがおちてパンツがみえちゃうよ。
おかあさんに、なおしてもらってね。
またてがみをかきます。
まっていてね。
さん より