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皮膚科という医療ビジネスについて肯定も否定も書いてみる

今日はビジネスという角度から皮膚科を考えます。

結論を先に言いますと、西洋医療が基準である皮膚科ではアトピーは完治できませんが、それ以外はアトピーを完治できます。

以下、明快に解説します。

アトピー性皮膚炎診療ガイドラインに「アトピーは完治できない」と明記されてます。こちらは厚労省のページから辿れます。

完治させる治療法はないと明言
あくまで維持・継続が皮膚科の目的

つまり、医療ビジネスの目的(ゴール)はアトピーの完治ではないんですね。

さて、ビジネスの本質はお悩み(欲求)の解消です。

お腹が減ったという悩み(欲求)を解消するためにお米の生産者、卸売、商店があります。ブランドの開発、洗浄、脱穀など細分化もしていけます。

これらビジネスのゴールは人の食欲を満たすことです。

さて病気を治すこととはどんな欲求・悩みでしょうか?

アトピー患者の欲求は「痒みがなく薬要らずで肌トラブルのストレスを感じない健康的な肌になりたい」です。

もしもこの前提条件があなたと違うならスルーして構いませんが、私は100%、この悩み解決を強く願っていました。

お悩みを解消するために、一般的な選択ではまずは皮膚科に行くことになります。
耳なら耳鼻科、目なら眼科、歯なら歯科と選択するように、皮膚トラブルなら皮膚科と認識されているからです。

ただし、先述のとおりガイドラインには「完治できない」と明記されてるのですから 本当の悩み解決「痒みがなく薬要らずで肌トラブルのストレスを感じない健康的な肌になりたい」には絶対に至らないのです。

冷静に考えてみれば至極単純な話なのですが、ようするに目指すべき目的地が皮膚科と患者の間で違うということです。登る山が違うのです。

そして、ステロイド塗布薬や保湿クリームの不快もアトピーさんの悩みだと思います。
風呂上がりにクリームを塗るストレスは健常者には軽微に思えるかもしれませんが、チリも積もれば山となり、大きなストレスに感じるものです。

これはアトピー体験者にしかわからないことです。

新薬として支持され始めているデュピクセントも、やはり完治には至らないわけです(ガイドラインに沿った診療下なので)。
また、保険内であっても高価なのでお財布事情には優しくないという問題も発生しています。

もちろん、皮膚科でも症状を抑えるレベルには持っていけるだろうけど、悩み解決の割合は極めても5割程度じゃないでしょうか。
ただ、食品添加物について気を付けるなど皮膚科の標準指導以外のことを取り入れることで改善はすると思いますよ。

画像には、遺伝が要因だとも書かれていますが、これも研究不足でしょう。

「遺伝だ」と言い切ることは罪深いです


なぜなら私が薬要らずになって3年以上も経ち、食事も一般的であるけど(ジャンクフードやコンビニ食は減りました)それ以降もぶり返すことがないです。完全に治った私は例外なのですか?

遺伝が書き換えられたとでもいうのか?

つまり、遺伝が要因ではないんですよ。

私も遺伝って言われた時は「じゃぁどうしようもないじゃん…」と絶望しましたね。
32年もアトピーだったから「やっぱり遺伝なのか」と思って諦めかけたこともあったけど、それは間違いでした。

偉い存在で、すばらしい社会貢献を行なっているはずの医療も間違えるんだなと思いました(笑)。
同時に、その権威主義的な考え方を脱することができたタイミングでもありました。

ビジネスに話を戻すと、診療ガイドラインの策定者がどんな想いでやってるかは知りませんが、これが2025年現在の皮膚科の限界なんです。

あえて皮膚科のメリットを言うなら、現状維持できることだと思います。
世の中には、現状維持を求める人がたくさんいるので、その市場にはマッチしているのかもしれません。

適切にステロイドのランクを落とし続けた先に完治できれば最高にすばらしいシステムだと思いますが、いま皮膚科に通っているアトピー患者は全国に120万人います。120万人。100人に1人はアトピー。これは戦後、右肩上がりに上昇し続けています。
資本主義のもと会社を維持継続するために売上も維持しなくてはなりません。新薬開発の研究開発費を稼がなければならない。

つまり薬を売り続けなければならない。売上が減らないように製薬会社は完治を目指す万能薬は開発しません。やっても7割回復かつ維持継続が目的です。

市場にマッチしているとは言え、それはあなたの本質的な欲求を解消しているビジネスでしょうか?

本当に、あなたは一生、死ぬまでアトピーを維持継続したいでしょうか。


「痒みがなく薬要らずで肌トラブルでストレスを感じない健康的な肌になりたい」
と、私は忘れそうになっていた希望をもう一度、自分事としてまっすぐ見つめ直しました。

どこかアトピーを他人事だと思っていた時期が長かった。

脱ステもしたけど諦めて標準医療に戻ったり。それでもやっぱり「本当の悩み解決」には至らず。たくさんのアトピー完治への道を模索し始めました。

もがき続けた中で、結果的に私はアトピー専門の鍼灸に出会い4ヶ月で完治に至りました。これは2022年の7月ごろの話です。

https://youtu.be/VLd49Bu1yhk


こちらの鍼灸を私は推していますが、それと同時に心のケアが為されたのが非常にアトピー完治への大きな鍵だったと、いま振り返って感じています。

薬による治療以外に、複雑すぎるアトピーならではの心の解毒がとても重要だと気づいたのです。

というのも鍼灸に通い始めて、人生で初めて他人に「アトピーを完治したい」と言いました。自分の本心から出る嘘偽りのない言葉を人に喋ったのです。

その言葉に「完治できますよ」とさらっと言ってのけた先生をいまでも鮮明に思い出せます。

皮膚科の先生に言っても「完治できない」と宣言された体験が、他人に「完治の希望」を言っても無駄なんだという絶望が、この本心の言葉を人に話す行為を拒ませていたのだと思います。

だから、先生の言葉は神のお告げのように感じました。

そして、完治を目指さない皮膚科診療ガイドラインは、一般人には気づかれない見えにくい「希望の搾取」を施しています。

この体験と葛藤の日々から見えてきたこの世界の全容の知識について、私も元重度アトピー患者という「体験者→完治したプロ」という自覚のもと、YouTubeやこのnoteを開始しました。

このYouTubeやnoteの目的は、32年間の難治化アトピーを完治させるまでのリアルな体験談と「本当に完治できるんだ!」という希望をもって生きる力「希望力」を高めることをテーマにしています。

全国120万人のアトピー患者は、まだ「アトピーが完治できる」とは知りません。
そして、まだまだ世間に認知されていないアトピーの本当に苦しい心の葛藤。それを広める活動をしています。


診療ガイドラインには「完治できない」と明記されています。

それに対して、私は絶望を与えるよりも希望を与える人生を選びました。

私の気持ちはまだまだここには書ききれていません。
YouTubeでたくさん話しているので、観にきてください。

それでは、また会いましょう。

YouTube「アトピーとはなんだったのか」


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