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写真

2005年、結納をカメラにした。
家族ができ、記録したいと思うからだ。

即決だった。若いとはそういうことだ。

写真は前から好きだった。
まあ、嫌いな人はあまりいない。

むしろプリクラ感覚で、
スマホにゴミのように溢れている。

僕が広告、出版の仕事をしているのも、
カメラマンと仕事ができるからでもある。
ムービーではなく、スチールがいい。

一瞬を切り取る。準備を入念に。
そして感性やアイデアで個性が生まれる。

舞台芸術は大掛かりでとても一人ではできないが、
写真は一人で似たような愉しさがあると僕は思う。

だから好きだった。

スライドショーにして、音楽をつけたりして、
デジタル・フォトフレームで流したこともある。

それでも僕は、自分のペースで、
ページを捲るのが好きで、プリンターを買った。

インク代や紙代のコストを思えば時代遅れ。

ところが、リモート教育の今、
子どもたちは学校の配布物や提出物を、
せっせとプリントして大活躍だ。

アルバムはどんどん増えて、
僕の本棚の場所を占めていく。

俳句も写真に添えて創作している。

今やアルバムを作ってくれるサービスは、
句集にして利用している。

日本の四季や伝統の美しさを、
言葉にして、写真にして、遺したい。

世界を羨むことも、真似することも無意味だ。
世界からは真似してはいけないことを学べばいい。

子どもたちの未来のために。

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