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おもてなし

我が家にとっては、忘れられない2013年。
春に次女が生まれて、港区の広い部屋に引っ越し。

長女が、初等科に入学し、
ピアノに加えて、バレエを始めた。

2011年の東日本大震災から、
自分も日本もようやく、
本格的な復興が始動したように思う。

その象徴が、オリンピック招致活動だ。

スポーツと広告ビジネスの関係は、
芸術と広告ビジネスの関係に似ている。

コンテンツ・マーケティングの先駆けだった。

2007年頃から石原慎太郎都知事を中心に、
招致活動が始まっている。

2011年、東日本大震災を受けて、
日本の復興に、心をひとつに、
オリンピック開催は最高の舞台になる。

2013年秋、IOC総会で、
滝川クリステルが感動的なスピーチした。

世界に誇る、日本の美徳。
「おもてなし」だ。

2020年夏季オリンピックの開催地が、
東京に決定する歴史的瞬間だった。

テレビで生放送されていた。

深夜だっただろうか、「TOKYO」を見た瞬間、
テレビの前で何度もガッツポーズをした。

それにしても、僻みは万国共通なのだろうか。
もしくはアジア人差別が実は進んでいるのか。

日本の美徳は、世界中から讃えられている。
その小さな声に、耳を傾ける日本人が少ない。

声の大きい欧米が賞賛されないからって、
迎合する必要はまったく無い。

日本に来ればわかるはずだ。
おもてなしの意味を。尊厳を。

この状況でオリンピックを開催できる国は、
世界中で日本だけだろう。

アスリートたちの勇姿に目を向け、
感謝の言葉に耳を傾けよう。

完璧じゃないからと、卑下する必要はない。

足の引っ張り合いこそ、恥ずかしいことだ。
自己主張の押しつけこそ、恥ずかしいことだ。

2011年、石原都知事再選から始まった、
10年の思いの積み重ね。

心をひとつに、感謝と誇りを持っていい。

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