ラ・ラ・ランド
2017年に公開されたミュージカル映画。
アカデミー歌曲賞受賞した、
ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール。
作曲賞はジャスティン・ハーウィッツ。
監督賞はデミアン・チャゼルで、
ふたりはハーバード大学時代のバンド仲間だとか。
史上最多、タイタニックとノミネート数で並ぶ、
14部門でノミネート、6部門で受賞した。
ふたりとも85年1月生まれで若いのに、
この映画が素晴らしいのは、
往年のミュージカル映画のオマージュが、
多く含まれていることだ。
ミュージカル映画好きにはたまらない仕掛けだ。
僕は映画館で、声を上げそうになるほど熱狂した。
またオープニングが、ロサンゼルスの高速道路、
大渋滞からオープニング・ナンバー、
「Another Day of Sun」が始まるシーンは、
映画史上に残る名シーンだと思う。
女優の卵とジャズ・ピアニストの恋。
洒落た場面の連続に、のけぞってしまった。
恋のダンスシーンは難しいもの。
マジック・アワーのステップも見事だった。
フレッド・アステアも観ただろうか。
ラストも想定内とはいえ、ロマンティックで、
往年の名画のような余韻を残す。
タイタニック以来という衝撃も頷ける。
ミュージカル映画は、明らかに復活しつつある。
僕にとって映画は、音楽だった。