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日本のルポマンガがフランスで金脈になる日は近い? 「ワンピース」にはもう飽きた! 拡大するフランスのマンガ市場
――2000年からパリで行われている「JAPAN EXPO」も今年で17年目を迎え、海外におけるマンガの浸透率はNo.1と言われるフランス。そんな同国において、近年では“日本では売れ筋とは一線を画す”作品の売れ行きも著しい。同国のマンガ事情は今、どう変化しているのか。最新事情を探った。
『絶望の犯島』フランス語翻訳版のひとコマ。闇組織のボスは、孫正義氏にそっくりなビジュアルで笑いを誘う。(『La
『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』はすでに翻訳済み!? 日本のマンガ翻訳の限界と到達点
――翻訳家はどこまで訳す必要があるのか?──『おしえて! ギャル子ちゃん』『坂本ですが?』『エロ漫の星』など日本人にしか理解できなさそうな、マニアックな作品まで今では海外でも刊行されているが、そんな日本独自の文化にあふれたマンガを、翻訳者たちはどう訳したのか? 現役の翻訳家たちに話を聞いていく。
今春公開予定の『ゴースト・イン・ザ・シェル』。世界観的には押井守監督のアニメ映画版っぽい。
今や
もはや集英社の代理店状態の大手から、「ガロ」を目指す新興勢力まで!フランスのマンガ翻訳出版社6大勢力
――マンガの翻訳出版部門はいまや、フランスの出版社各社を支える重要な金脈だ。ここでは、勢力を増す注目の6社をご紹介しよう。
■「ジャンプ」化するフランスのマンガの祖
Glénat(グレナ)
1988年に出版社の設立者であるジャック・グレナが旅行で日本を訪れ、その際に大友克洋の『AKIRA』に出会い、衝撃を受けたことから、マンガのライセンス取得に乗り出す。90年3月には念願叶って『AKIRA』を出
『闇金ウシジマくん』はセーフティーネット? 経済評論家が読み解く“闇金と闇金マンガ”の必然性
――企業や経済をテーマにしたマンガは数あれど、90年代のバブル崩壊後から“金融”をテーマにした作品が多く見受けられる(気がする)。ここではそれら“金融マンガ”、中でも闇金や消費者金融に特化した作品を、金融市場の動きとともに見ていこう。
60作目をも超える映像化を果たした『ミナミの帝王』。(公式HPより)
マンガ『ミナミの帝王』(原作・天王寺大 劇画・郷力也/日本文芸社)に登場する「ミナミの高
範馬勇次郎のパンチは400トン! 鍛えれば「刃牙」の肉体は手に入る?“筋肉マンガ”を科学的に徹底検証!
――『北斗の拳』『キン肉マン』『魁!!男塾』……。マッチョなキャラクターが登場するマンガは多々あるが、ド迫力の筋肉・筋力で読者を圧倒し、孤高の地位を築いてきたのが「刃牙」シリーズだ。連載25周年を経た同作をはじめ“筋肉マンガ”で見られる肉体と力は、やはり現実的には手に入れられないのか──。科学的見地から、その可能性を問う!
筋肉マンガと呼べる作品たち。25年以上続く「刃牙」シリーズは現在、第4部
人間ヌンチャクで車を破壊、人を背負っての川面走り時速520キロ…「刃牙」シリーズの“筋肉名場面”
――「刃牙」ファンが驚愕した筋肉にまつわる名場面は数多く存在する。そのなかでも、特にエクストリームなシーンがこれらである!
【1】人間双節棍(ヌンチャク)
『範馬刃牙』板垣恵介/秋田書店/35巻より
[キャラクター] 範馬勇次郎&刃牙
勇次郎は刃牙を人間ヌンチャクにしてワゴン車を粉砕。「初撃で重さ2トンのワゴン車が半回転しますが、これは勇次郎が息子の体を時速590キロメートルでぶん回していた
“男の娘”とのセックチュの時代に突入…だと!? 気鋭のマンガ家が提言!これからは射精よりウ♡チがクる?
――10通りのオナニーがあれば、10通りのネタが存在する。それは似ているようで、似ていない。性癖は人それぞれ――そんななかエロマンガは、読者のニーズに応えるべく、時代と共に細分化しながら進化している。ここでは本誌が注目する新進気鋭のマンガ家にエロマンガの“今”を聞いた。
最新刊『ボクはキミのメス化ノジョ』から「先生のオチンチンでボクの前立腺目覚めさせてぇ…♡」のルビ。前立腺は、時としてお姫様にな
『オバQ』差別問題、『キャンディ・キャンディ』不仲問題からトレース騒動まで! 巨匠も陥った封印マンガの悲哀
――週刊誌などに連載され時代の空気を反映しながら描かれていくことの多いマンガ作品には当然、差別表現などの社会的な問題も入り込みやすく、騒動を巻き起こしたり“お蔵入り”になることも多い。そうした「封印マンガ」の世界について紹介していく。
40年間連載された『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の最終回が掲載された「週刊少年ジャンプ」の表紙。同誌史上初の増刷も決定した。
2016年マンガ界の大きなニュ
王道はドS俺様系×平凡女子、最近はオネエも人気!? 10万部近いヒット作も誕生!女の欲望が爆発するティーンズラブ
――女性ばかりが買うマンガといえば、少女マンガやBLが思い浮かぶだろう。実はもうひとつ、「ティーンズラブ」と呼ばれるジャンルがあることは、男性にはあまり知られていない。実はこのジャンル、10万部近いヒット作が生まれることもある大きな市場なのだ。確実な読者を抱えながら、マンガを語る上でスルーされがちなこのジャンルに脚光を当てる。
「コミックシーモア」TLページより
オトコは知らない、甘美な女性
坊さんもヤクザもオネエもみんなエロい!一度は目にしたことがある!広告バナーで見かける【TLマンガ】その中身
――さまざまな設定が百花繚乱のTLジャンル。詳しい説明は、こちらの記事に譲るとして、ここでは、個々の作品の中身についてみてみよう。
■ヒゲも三白眼もアリだと証明! TLを拡張したニュータイプ
【1】『漫画家とヤクザ』
作者/コダ 発行/ブライト出版 価格/710円(税込)
地味顔で貧相な体型のBLマンガ家・木嶋累は、学生時代の同級生の借金の連帯保証人として、ヤクザの吾妻から600万円の返済
高校生やいい大人がキスひとつにおたおたしている間に12歳が発情キス!? キス少女マンガ6選
――こちらの記事では、アラサーライターによる少女マンガのキスにおける分析を紹介した。この記事では、具体例6作分を持って分析してみよう。
■童貞オブ童貞キス!
『逃げるは恥だが役に立つ』
主人公・みくりが平匡の家事代行として働くうちに、“契約結婚”をすることになる。海野つなみ著、講談社「Kiss」にて12年より連載、既刊8巻。
ページをめくれどもめくれどもキスが登場せず、なんと4巻までじらされ
小学生キスの傑作『12歳。』から、寸止めキス連発『PとJK』まで!『逃げ恥』キスは童貞オブ童貞!接吻で読み解く最新少女マンガ
――昨今の10代女子の胸をキュンキュンさせてやまないらしい大ヒット恋愛マンガの数々を、ただただキスだけにひたすら注目!そして、酸いも甘いも噛み分けたアラサーライターが勝手に徹底分析! こちらの記事と併せて読めば、女ゴコロが手に取るようにわかるようになるハズ!
少女マンガは、基本的には「両思いになって、相手と思いを伝え合う」を目的とし、その目的地に至るまでの道筋を描いている。その道筋で明確に“進
『はだしのゲン』から『この世界の片隅に』へ…反戦を掲げない戦後派――戦争マンガは何を伝えるのか?
――映像化された『この世界の片隅に』が異例のヒットを飛ばしている。同作は戦後生まれの作者が“戦争の日常”を描いており、戦中派/戦後派によって戦争マンガの設定や視点は異なるようだ。本稿ではこうした系譜を見ていきたい。
アニメ映画『この世界の片隅に』の勢いは、年が明けても止まることを知らない。もともとはクラウドファンディングで一般の人から資金を募ったインディーズ作品で、上映も当初は63館にとどまっ
『AKIRA』の何がスゴイのかコマで検証――【大友克洋】のこの描写を見よ!マンガの常識を変えた大友発明
――大友克洋以前/以降とマンガ史が区分けされるように、大友作品にはマンガの表現を進化させた数々の技法が取り入れられているという。では、いったい、どんな部分が革命的だったのだろうか? こちらの記事にもコメントを寄せる田中達之氏、小林治氏、そして劇場アニメ『AKIRA』の作画監督補を務めた森本晃司氏ら、大友克洋に人生を変えられた面々が、熱烈に語る!!
【1】劇画の彼方へ!
『気分はもう戦争』(P45