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サイボウズと初リアルおしゃべり会
前回の記事の続きです。
初めてのリアルおしゃべり会(2022/5)
Zoomで何回かミーティングを覗かせていただき、2022/5/12に初めて鴨居中学校に訪問させていただくことになりました。
円になって自己紹介から
図書館に集まり、まずは皆で机を並べ1つの円になりました。
Zoomで皆さんがお話をしているのを見ていたので、先生・子どもたちに「やっと会えた!」と言う嬉しい気持ちがありつつ、
私たちサイボウズメンバーは中学生との関わりが普段からあるわけではないので、ちょっと探りながら話し始めたのが正直なところ。
(私(前田)は中学生の母ですが、自分の子ども以外の中学生とじっくり話をする機会はあまりないので、ちょっと緊張していました)
子どもたちは「サイボウズってなに?」「今日は一緒に何をするの?」と?マークいっぱいだと思うので、軽く自己紹介から。
「”キントーン!”っていうCM知ってる?」「キントーンのサイボウズです!」(CMでの露出が増えているので、こういう時にとても助かります!)
加えて、サイボウズメンバーから、プライベートを含めた自己紹介や好きなことを話しました。
訪問の目的については、「皆さんとワクワク楽しい時間を過ごしたいです」というような感じで、あまりかしこまらず、ゆるりと。
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サイボウズの中村龍太さんが
「私は、サイボウズでは週に4日しか働いていないわがまま社員です」「それ以外は自分の仕事や農家をやっています」「何時に仕事を始めて何時に終わりにする、という働き方も自分で決めます」と話すと、
「え?そんなに自由なの?」
「うちのお父さんの会社はブラック企業なんだ。全然違うー」
と子どもたちからいい反応が。
「こんな会社です」とストリートビューでサイボウズのオフィスを見せると「行ってみたい!」という声も上がりました。(ぜひ実現させたい!)
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2つのグループに分けて話をしてみる
1つの大きい円で、子どもったちからも名前と好きなことを話してもらいましたが、大勢だと少し話しづらい感じも出てきたので、2つのグループに分けて、少人数でお互いのことを知る時間にしました。
1つ目のグループは、子どもたちとサイボウズ2名で、どんなことが好きなのかをゆっくり聞いていきます。
お散歩が好きで、横浜中華街まで歩いて行ったとか!(2時間以上かかる!?)
アニメが好き。ウクレレが演奏できると聞きました。すごいな〜。
絵を描くのが好き。アイビスペイントという無料アプリを教えてくれました。いろんな機能を使いこなしてスラスラと描く様子は本当に驚きです。
宝石が好き過ぎて、宝石の図鑑を持っていると落ち着くとか。どんな宝石が好きなのか、その宝石のどこが好きなのか、たくさん話してくれました。
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もう一つのグループは、子どもたちがサイボウズについて興味を持ってくれたので、サイボウズの話をしながらおしゃべりをしました。
そして、サイボウズが発売しているわがままカードを使って、それぞれの大切にしていることが何か?を通して、お互いの理解を深めました。
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今やりたいけどできていないこと、こんなことやりたい、を口にしてみる
子どもたちと話している中で、和ルームの先生たちも知らなかった、子どもの好き、やりたいが出てきました。
例えば、音楽について。普段、和ルームでそはれぞれのペースで学習を進めているので、音楽の授業でやるような合唱や合奏をする機会がないので、やりたいんだ、ということ。子どもたちは、歌が好き、楽器が弾ける、など音楽に関してやりたいこと・できることがあり、みんなで一緒に音楽が奏でられるかもしれないね、という話になりました。
声優に興味がある子どもが何人かいて、ボイストレーナーの人と一緒に何かできると楽しそうだね、という話にもなりました。
また、和ルームの子どもたちは、クラスでの修学旅行や社会科見学などの参加が難しく、外出の機会が狭まりがちです。先生としては、鴨居中から外に出る機会を持ちたいと思っていたとのことです。
「サイボウズの日本橋オフィスに来てみるのはどう?」「ついでに日本橋を散策してみたいね」という話にもなりました。
先生の付き添いが必要になるので、学校のスケジュールと調整しつつですが、子どもたちも「行きたい」「行こう行こう!」と張り切っていました。
子どもたちの参画の仕方はさまざま
すぐに大人と打ち解けてたくさん話をしてくれる子や、話を振ってみてもなかなか言葉に出さない子など、本当に子どもの様子は様々でした。
話はあまりしないけれど、わがままカードを使うととても饒舌に思いを語ってくれることもありました。
自分なりのやり方でコミュニケーションをしてくれているんだなと感じます。
担当の先生から、「これまでほとんど話さなかった子が初めてあの場で発言をしてくれました」と後から喜びの言葉をいただいたりもしました。
見学していた保護者の方からは『「チームワーク」をテーマにした大人たちの手助け』がある、「これが和ルームだけで行われるのはもったいない」という嬉しいコメントもいただきました。
民間企業である私たちサイボウズができること
私たちは教育についての専門知識があるわけではありません。
子どもたちとは出会って間もないし、これからもそう頻繁に会えるわけでもないので、先生たちのような関係性にはなれないと思っています。
でもそんな私たちだからできることがあるのかもしれない、と思いました。
私たちサイボウズだからこそできることがあるのかも。
無理に何かを引き出そうとするでもなく、
子どもたちのやりたい・知りたい・学びたいペースを尊重し、それを応援できたらいいなと思っています。(が、その加減は、言葉では簡単ですが、本当に難しいですね。私たちも皆さんと一緒に学びながら、です。)
さて、この後はどう進むかな
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初めての訪問、初めての中学生との時間。
子どもたちと先生と、直にお話をすることができ、和ルームの皆さんがどんな雰囲気なのか、を直に感じることができました。
何のアジェンダもなく、とにかく目の前にあるものを感じながら、一緒に関わりたいという思い一つで臨みましたが、
一緒にエフェクチュエーションが出来そうな感触を持つことができました。
さて、この後はどう進むのか。
和ルームの先生、鴨居中学校の期待することと、
私たちサイボウズが出来そうなこと・やりたいことがどう重なるのか。
続きをお楽しみに。