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短編小説『アンドロイドは殺したい』

 僕は僕を見るのが嫌いだ。

 要人を乗せた高級車を運転する僕。
 ドレスを着た女の隣でブランドスーツを着て微笑む僕。
 筋肉を際立たせるシャツを着た男に腰を抱かれる僕。

 遺伝子操作をした完璧な美を持つ僕を模した、量産型アンドロイドたちが町を闊歩している光景に、僕はもう。

桂五郎著:
『アンドロイドは殺したい』
#架空タイトル
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる

あったらノベルズさんより

#140字