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【データ分析】2024年を振り返る ー佐藤啓介内野手ー
どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。
昨季に続き、今季もnoteにてデータ分析記事を上げていきたいと思います。
本日は佐藤啓介内野手です。
選手詳細
佐藤 啓介 (さとう けいすけ) 内野手 23歳 182cm95kg 右投左打 2023育成ドラフト2位
基本成績
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寸評
巧みなバットコントロールが持ち味の大卒育成ルーキー。ウエスタン開幕から安打を量産し、6月7日まで.357という高打率を維持して支配下契約を勝ち取った。その後一軍昇格を果たし、プロ初安打も放ったが、目立つ結果は残せず二軍降格となった。最終的には二軍の打率も3割を切ってしまったが、打てるセカンドとして、ベイスターズの牧のような選手になることが期待される。
分析
※一軍成績はサンプル不足のため割愛させていただきます。
Pitch Value
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ストレート・2シーム・スライダー・カーブ・フォーク・シンカーがプラスとなりました。ストレート・スライダー・カーブ・フォークと被投球割合の多い4球種をプラスにできており、投じられる機会の多い球種に対応力を発揮していたことが推測されます。
Plate Discipline
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コンタクト率・空振り率・Whiff%は平均より優れており、ルーキーながらいきなりプロレベルの投手に対応できていたことが分かります。また、ゾーンスイング率は平均以上、ボールゾーンスイング率は平均以下となっており、振るべき球とそうではない球の見極めをつけられていたことが推測されます。
Batted Ball
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ゴロ率の方が高くなっています。長打を量産するパワーヒッターというよりは、ゴロを転がしてでも安打を量産するアベレージヒッターを目指しているのかもしれません。
打球方向は、センターが43.1%で最も多くなっています。基本に忠実なバッティングを心掛けていたようです。
打球の強さは、Soft/Hard%がともに平均より優れており、凡打になる確率が低く、安打になる確率が高くなっていたようです。ルーキーイヤーから高Hard%となっており、今後にかなり期待が持てる内容となっています。
Advanced
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BB%,K%ともに平均より優れており、BB/Kは0.75とファームで8番目に高い数字となっていました。コンタクト能力と選球眼に優れていたことが分かります。打率・出塁率・長打率・OPSも平均以上で、wRC+も130でチーム3位タイとなっていました。ISOは.075でわずかに平均以下と長打力はそこまで優れていませんが、打力はすでに二軍ではトップクラスのものを持っていると言えるでしょう。ただ、BABIPが.331となっており、運が良かった可能性も考えられます。来季の数字がどうなるかに注目です。
Fielding Standard
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ファーストも就きましたが、主にはセカンドに就きました。ファーストでは守備率10割、スクープ成功率100%と結果を残していましたが、セカンドではエラーが15個と少し確実性が欠けていたようです。
Fielding Advanced
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ファーストのUZRは1.0とプラスになっていましたが、セカンドは全項目がマイナスとなり、UZRは-5.2となってしまいました。6月頭に書いたnoteを見ると、5月30日終了時点ではUZRは-1.0に抑えられていたのですが、長いシーズンを走り抜けた疲労もあったのか、最終的にはかなり悪化した形となりました。セカンドのレギュラーを目指すのであれば、守備力の向上は必須となってきそうです。
まとめ
最終的には二軍での打率も3割を切ってしまいましたが、ルーキーながらコンタクト能力・選球眼・打球管理が平均以上となっており、バッティングでは明確な弱点が見つかりませんでした。来季は課題を克服するというよりは、今ある強みをさらに伸ばし、二軍で圧倒的な数字を残すことが目標となりそうです。セカンドの守備力が唯一の課題ではありますが、牧もルーキーイヤーから3年連続でUZRはマイナスとしながらも4年目でプラスとしていたため、今後改善される可能性は充分にあります。来季の覚醒が楽しみな選手の1人です。
画像引用
データ参照