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【データ分析】2024年を振り返る ー久保修投手ー

どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。

昨季に続き、今季もnoteにてデータ分析記事を上げていきたいと思います。

本日は久保修外野手です。


選手詳細

久保 修 (くぼ しゅう) 外野手 24歳 181cm83kg 右投右打 2022ドラフト7位

基本成績

一軍

二軍

寸評

高い身体能力が持ち味の若手外野手。今季は開幕一軍入りにプロ初安打と飛躍の一年になるかと思われたが、初安打以外の安打が出ずに5月に抹消されると、7月に左足首の手術を受けてシーズン終了となった。来季はリベンジの年としたいところだ。

分析

※一軍成績はサンプル不足のため割愛させていただきます。

Pitch Value

 プラスはチェンジアップのみでした。ただ、ストレートのマイナスが0点台と昨季よりは良化しており、プロレベルのストレートに対応しつつあることが推測されます。

Plate Discipline

 スイング率が53.1%と積極的に仕掛けている中で、空振り率は10.4%と平均に近い数字となっており、Whiff%は19.5%と20%を切りました。コンタクト率も昨季から6%以上上昇して平均以上となっており、コンタクト能力に成長が見られたことが分かります。

Batted Ball

 昨季とは打って変わって、フライ率の方が高くなっています。打球に角度をつけることを意識していたのかもしれません。
 打球方向は逆方向が減り、センターの割合が多くなっています。流し打ちをするケースは少なくなっていたことが分かります。
 Soft/Hard%がどちらも良化しており、特にHard%は40%を超えるなど、鋭い打球がかなり多くなっていたことが分かります。フライと鋭い打球が増え、長打が増える条件は整いつつあります。

Advanced

 多くの指標が良化しました。しかし、BB%は2.9%と未だにかなり低く、BB/Kも0.18となっています。ただ、これは積極的な打撃スタイルであれば多少は仕方ないことでもあります。四球を増やそうとすれば積極性を失ってしまう可能性もあるので、四球を増やそうと意識しすぎる必要はないでしょう。
打率・出塁率・長打率・OPSは昨季よりかなり改善されました。ISOは.016と意外にも長打は少なめでしたが、打撃面は昨季より確実に成長しています。

Fielding Standard

 センターとライトに就きました。基本的にはセンターを守り、エラーは2つとややミスも目立ってしまいました。

Fielding Advanced

 センターのRngRが2.1と広い守備範囲を見せつけましたが、2つのエラーが響いてErrRが-0.7となり、UZRは昨季より悪化してしまいました。ただ、それでも1.8と充分な数字を残しており、チームでは貴重なセンターをしっかりと守れる選手となっています。

まとめ

 一軍で結果を残せず二軍降格となるも、打球の強さで非凡なものを見せており、ここから結果を残せるかというタイミングでの故障と非常に悔やしいシーズンとなりました。フライ率の高さとHard%の高さから長打が増えることが推測されるため、来季はISO1割台を目標に、打てて守れる外野手というところをアピールしてもらいたいところです。

画像引用

データ参照


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