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【データ分析】2023年を振り返る ー二俣翔一内野手ー
どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。
昨年はブログでデータ分析記事を上げていたのですが、今年はnoteの方で上げていきたいと思います。
今日は二俣翔一内野手です。
選手詳細
二俣 翔一(ふたまた しょういち) 内野手 21歳 180cm75kg 右投右打 2020育成ドラフト1位
基本成績
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寸評
ユーティリティー性も備えた右の大砲候補。今年は一軍初昇格を果たしながら出場はなしに終わったが、二軍ではあらゆるスタッツで昨年以上の数字を残した。来年は初出場を果たし、一気にステップアップするシーズンとしたいところだ。
分析
Pitch Value
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ストレート・カットボール・カーブ・チェンジアップ・シンカー・特殊球がプラスとなりました。昨年はともにマイナスだったカーブとチェンジアップがプラスに転じており、緩い球種への対応力が上がっていたことが推測されます。
Plate Discipline
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コンタクト率・空振り率・Whiff%は昨年よりは良化したものの、未だに平均よりもやや悪くなっています。ただ、スイング率は53.4%と高くなっており、積極的なバッティングスタイルは崩していなかったようです。
Batted Ball
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昨年に続き、ゴロの割合が多いグラウンドボールヒッターとなっています。長打力が魅力の選手のため、来年はフライの割合を増やしていきたいところです。
打球方向は、センターが最も多くなっています。引っ張りもセンターに近い数字となっており、センターからレフト方向への打球が多かったことが分かります。
打球の強さは、Hard%が昨年とほぼ同じとなっており、捉えた強い打球は昨年同様ある程度多かったことが分かります。Soft%は昨年よりは高くなっているものの、平均よりも低いため打ち取られた打球が多かったというわけではありません。
Advanced
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ほとんどのスタッツが良化となりました。BB/Kは平均0.41に対して0.25と低くなっており、選球眼には課題を残しましたが、打率~ISOは平均以上となっており、バッティングではしっかり結果を残していたと言えそうです。
走塁面では、SPDは平均以下、UBRはプラスとなっています。スピードはあまりなかったものの、走塁技術には確かなものがあったようです。
Fielding Standard
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二・三・遊と両翼の5ポジションに就きました。
最も出場機会が多かったショートではエラー(E)が8つで守備率(FP%)が.921と低くなっています。ショートでの動きにはやや不安があったようです。
外野での出場機会は多くなかったものの、エラーはありませんでした。ある程度無難にこなせていたことが分かります。
Fielding Advanced
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エラーの多かったショートのUZRは-7.8となっており、やはりあまり動きは良くなかったことが分かります。セカンドのUZRは2.0となっており、セカンドではある程度良い動きができていたようです。
両翼のUZRはレフトがプラス、ライトがマイナスとなりました。レフトは44.2イニングでUZR4.4とかなりのハイペースでプラスを積み上げていたため、外野で起用する場合はレフトで起用するのが最善策となってきそうです。
まとめ
すでにバッティングで平均以上の結果を残していますが、コンタクト能力や選球眼、打球の質を見てもまだまだ改善の余地は多くあり、今後さらに良い数字を残すことが期待できそうです。走塁技術もあり、守備でもセカンドとレフトでは良い数字を残しているため、走攻守三拍子揃った選手に成長してくれるのではないでしょうか。
画像引用
データ参照