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【データ分析】2024年を振り返る ー森浦大輔投手ー
どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。
昨季に続き、今季もnoteにてデータ分析記事を上げていきたいと思います。
本日は森浦大輔投手です。
選手詳細
森浦 大輔 (もりうら だいすけ) 投手 26歳 175cm72kg 左投左打 2020ドラフト2位
基本成績
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寸評
魔球と評されるチェンジアップが武器の左腕リリーバー。昨季は2年続いていた50試合登板が途絶えてしまったが、今季は復調し、再び50試合登板を達成した。火消し役も担える貴重なリリーバーとして、来季も活躍が期待される。
分析
Pitch Type
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ストレート・スライダー・カットボール・カーブ・チェンジアップの5球種で構成されています。ストレートとチェンジアップで8割以上を占めており、この2球種が昨季以上に軸となっていたことが分かります。その他の3球種の割合はいずれも10%未満となっており、2ピッチに近い形となっていたと言えそうです。
平均球速は146.6km/hと平均にかなり近くなっています。左腕であることを考慮すると、リリーバーであっても充分な速度であると言えるでしょう。
Pitch Tempo
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Tempo+/-は昨季以上に悪くなっており、Timer Equiv.も13.4とピッチクロック違反に近い数字となってしまっています。投球テンポは改善する必要がありそうです。
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Tempo+/-は4.1とランナーなし時よりも悪くなっており、Timer Equiv.も23.8とピッチクロック違反となる数字になっていました。ピッチクロックが導入されると、かなり苦労する投手の1人となってきそうです。
Pitch Value
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カーブ以外がプラスとなりました。昨季はウイニングショットのチェンジアップが-4.27と機能していませんでしたが、今季は1.31としっかりプラスを生み出していました。ストレートとともに軸となる2球種がプラスになったことで、好成績を残したことが推測されます。
Plate Discipline
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コンタクト率・空振り率・Whiff%がいずれも平均より優れています。コンタクト率の中でもゾーンコンタクト率が平均よりも8%以上低くなっており、ゾーンの中で空振りを奪うことができていたようです。
Batted Ball
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今季はゴロ率の方が高くなっています。これは50試合登板を果たした1,2年目と同じであり、今季は活躍したシーズンの傾向に戻すことができていたようです。
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Soft/Hard%が昨季より大幅に改善され、平均よりも優れていました。Hard%の低さはキャリア2番目、Soft%の高さはキャリアハイとなっており、これまでで最も被打球管理に優れていたと言えます。
Advanced
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ほとんどの指標が良化しました。BB%が高かったことでK-BB%こそ平均以下となったものの、被本塁打が少ないことと被打球管理が優れていたこともあり、tRAは2.43とリリーバー平均の3.01を大きく下回っていました。ただ、LOB%82.6%と運の良さもあって失点が少なくなっていた可能性も考えられます。来季は与四球を減らすことが目標となりそうです。
Win Probability/Value
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全ての指標が良化し、プラスとなりました。WPAは2.25でチームのリリーバーでは2位となっており、勝ちパターンを担っていたハーンや島内よりも高くなっていました。重要な場面でかなり結果を残していたことが推測されます。WARは0.5でリリーバーでは黒原・栗林に次ぐチーム3位となりました。
まとめ
昨季は成績が落ち込みましたが、1年でしっかりと元の姿に戻ってブルペン陣を支えてくれました。特に被打球管理が優れており、空振りが多い=打球を発生させるケースを平均よりも少なくしつつ、打球が発生しても安打になる確率は低くできているという理想的な形になっていました。課題は与四球の多さくらいですが、ゾーンギリギリに多く投げて優秀な被打球管理としていた可能性も考えられるため、与四球を減らそうと意識しすぎると強みが消えてしまう可能性もあります。平均とまでは言わず、10%を切るくらいを目標とした方が良いかもしれません。
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