魂の投球で相手を圧倒。長谷部銀次を分析
どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。
週1更新を目標にしているnoteですが、ネタ切れを起こす気しかしないのでマシュマロにてリクエストを募集することにしました。このnoteを読んでいただいた方にも、推し選手の状態を知りたい!チームとしての課題はなんなのか?などなんでもリクエストしていただければと思います。
また、カープ以外の球団に関することでも大丈夫です。普段見ていない分、完全に主観を排除して数字だけを見て分析できますので興味があれば是非。
本noteでは、リクエストをいただいた長谷部銀次に関して分析していきたいと思います。
※データは全て7/18終了時点のものになります
基本成績
まずは、ここまでの基本成績を確認していきます。
奪三振多めのリリーバーらしい数字
19試合登板に対して投球回が17.2となっており、ワンポイントや火消しでの登板も多々あることが推測されます。2つ黒星がついてしまっているものの、防御率は1.02と優れた数字を残しています。奪三振も17と投球回とほぼ同じ数字になっています。
Pitch Type
続いて、投球割合の確認です。
直球中心もやや出力不足か
ストレートが半分以上を占めており、直球中心であることが分かります。変化球で一番多いのはスライダーとなっており、オーソドックスな球種構成と言えるでしょう。平均球速は142.7km/hとリリーバーとしてはやや出力不足かもしれません。
Pitch Value
続いて、球種別失点増減の確認です。
得意球種はストレートとスライダー
割合の多いストレートとスライダーが大きくプラスとなっており、この2球種はかなり有効に使えていることが分かります。特にスライダーは5.90とプラスが大きく、左打者から逃げていく球を得意球としていることが推測されます。一方、フォークは-5.39とマイナスがかなり大きいため、投球割合を減らした方がよさそうです。
Plate Discipline
続いて、投球内容の確認です。
空振りは少なく制球も不安定
スイング率はゾーン内外ともに高く相手打者に仕掛けられやすいことが分かります。コンタクト率も平均以上となっており、特にゾーンコンタクト率が95.4%とほとんどストライクゾーンの球は当てられているようです。そのため、空振り率やWhiff%も平均以下となっており、空振りを奪うケースは少ないことが分かります。ゾーン率やファーストストライク率も低く、あまり良い数字はありません。
Batted Ball
続いて、被打球性質の確認です。
強い被打球が多め
ゴロ率は平均とほぼ同じですが、ライナーが平均8.8%に対して12.2%と高くなっており、価値の高い打球を多く打たれてしまっています。そのため、Hard%も平均31.5%に対して38.8%とかなり高くなってしまっています。安打になる可能性が高い打球を多く打たれていると言えます。
Advanced
続いて、投球結果の確認です。
意外にも三振は多め
BB%が平均以上となっていますが、K%が平均17.4%に対して22.1%と大きく平均を上回っているため、K-BB%は平均8.1%に対して11.7%と高くなっています。空振りがあまり奪えておらず、ゾーンに投じる確率も低くはなっていますが、三振は多く奪えているようです。被打率とWHIPが平均以上とランナーは多く出していますが、LOB%が88.5%とホームまで還すケースは少なくなっています。LOB%を見ると上振れ感がありますが、DERが平均より低いため、被打率の高さはやや不運とも言えます。ただ、これはHard%の高さが関係している可能性もあります。それでも、上振れであると断言はできない数字となっています。
まとめ
以上、長谷部のここまでの各種スタッツの確認でした。
空振りは少ないものの、三振は多いという珍しい数字となっていました。Hard%も高く、防御率の低さほど投球内容は優秀とは言えません。制球もそこまで安定はしていないため、一軍で好成績を残せるかは微妙なところです。課題を見つけるための一軍登板となるかもしれません。
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