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【データ分析】2024年を振り返る ー髙木翔斗捕手ー

どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。

昨季に続き、今季もnoteにてデータ分析記事を上げていきたいと思います。

本日は髙木翔斗捕手です。


選手詳細

髙木 翔斗 (たかぎ しょうと) 捕手 21歳 188cm93kg 右投右打 2021ドラフト7位

基本成績

寸評

日本人捕手では球界最高身長の大型捕手。昨季より出場試合数などは増えたものの、WARは-0.4と結果を残すことはできなかった。坂倉・石原・會澤という強力な一軍捕手陣に割って入るため、まずは磯村・持丸・清水との競争を勝ち抜きたいところだ。

分析

Pitch Value

 マイナスではないのはフォークとスライダーのみでした。昨季に続いてストレートは-3.74とマイナスが大きいため、まずはプロレベルのストレートに対応できるようにならなければなりません。

Plate Discipline

 スイング率が63.1%と超積極的な打撃スタイルになっており、空振り率も14.3%と平均よりかなり高くなっています。ただ、コンタクト率とWhiff%は平均よりやや悪い程度に良化しており、コンタクト能力には成長が見られました。

Batted Ball

 今季もフライ率が高くなっています。大柄な選手らしく、長打を狙っているバッティングスタイルである可能性が考えられます。
 打球方向は昨季よりは改善されたものの、未だに引っ張りが少なく、センター中心となっています。ストレートのValueがマイナスとなっていることから、速いストレートを引っ張りきれずにセンター方向の打球が増えてしまっているということも考えられます。
 打球の強さに関してはSoft%は大幅に改善されたものの、Hard%は依然として30%を切っており、鋭い打球はあまり多くはなかったことが分かります。

Advanced

 良化した指標が多くなっています。しかし、全ての指標が平均より悪く、好成績を残せていたとは言えません。そんな中でも、K%は昨季から大幅に改善されており、三振はかなり減らせていたことが分かります。かなり高いスイング率の影響があるとはいえ、明るい材料であることに変わりはありません。ただ、やはり来季は全ての面においてレベルアップが必要になってきます。

Fielding Standard

 全てキャッチャーとしての出場となりました。出場イニングを倍以上に増やしながら、エラーは1つ、盗塁阻止率は.444と守備面では成長が見られたようです。

Fielding Advanced

 やはり盗塁阻止による貢献(rSB)の数字はかなり改善されており、それに引っ張られる形でUZRも良化していました。捕逸阻止による貢献(rPB)は悪化してマイナスとなっているため、ブロッキングが来季の守備面での課題となってきそうです。

まとめ

 高卒3年目の捕手ということもあり、まだ多くの出場機会を得れているわけではありませんが、数字的にはやや厳しい立場に置かれているとも見れます。捕手とはいえwRC+6という打撃力の乏しさでは首脳陣もなかなか多くの出場機会は与えづらいため、なんとしてでも打撃力を向上させなければなりません。ストレートへの対応力・選球眼・コンタクト能力・Hard%の低さといった課題を克服していきたいところです。

画像引用

データ参照


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