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【データ分析】2024年を振り返る ー高橋昂也投手ー
どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。
昨季に続き、今季もnoteにてデータ分析記事を上げていきたいと思います。
本日は高橋昂也投手です。
選手詳細
高橋 昂也 (たかはし こうや) 投手 26歳 182cm95kg 左投左打 2016ドラフト2位
基本成績
一軍
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二軍
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寸評
2021年には5勝を挙げたプロスペクト左腕。今季は中継ぎに専念し、二軍で32試合に登板して防御率3.19とまずまずの結果を残し、一軍最終戦ではプロ初セーブも挙げた。来季は勝負の一年となりそうだ。
分析
※一軍成績はサンプル不足のため割愛させていただきます。
Pitch Type
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ストレート・2シーム・スライダー・カットボール・カーブ・フォークの6球種で構成されています。ストレートの割合が42%と少なくなっていますが、カットボールが30.2%と多く、速球系の球種が軸となっていたことが分かります。
平均球速は143.4km/hとなっており、昨季より約4km/h速くなっています。これは中継ぎに専念したことが影響しているものと思われます。
Pitch Tempo
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昨季はマイナスだったTempo+/-が、今季はプラスへと転じています。Slow%も3.4%となっており、今季はやや投球テンポが悪くなっていたようです。
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ランナーを背負った場面では昨季よりは早くなっているものの、Tempo+/-は依然としてプラスとなっており、投球テンポが悪かったことが分かります。
Pitch Value
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ストレートとカーブがプラスとなっています。変化球で最も割合の多いカットボールがマイナスとなっており、あまり有効に使えていなかったことが推測されます。入団以降武器としてきた球種ではあるものの、今よりは割合を減らした方が良いかもしれません。
Plate Discipline
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あらゆる面で昨季を上回りました。スイング率が7%以上上昇していますが、Whiff%が6.1%上昇しているため、今季はかなり空振りを奪うケースが増えていたことが分かります。ゾーン率とファーストストライク率も40%台まで回復し、ストライク率(CSW%)も4.4%上昇して平均と同じ数字となりました。奪空振り能力・制球力の両面で成長が見られました。
Batted Ball
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昨季と同じく、フライ率の方が高くなっています。高橋はこれまでのキャリアで一貫してGB/FBが1.00未満となっており、今季もその傾向通りとなっていました。縦変化量の多いストレートを投じている可能性も考えられます。
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Soft/Hard%はどちらも悪化し、平均より悪い数字となってしまいました。昨季より捉えられるケースが増え、被安打も増加していたことが推測されます。
Advanced
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奪空振り能力と制球力の成長から推測はできましたが、やはりK%とBB%は改善され、K-BB%は平均にかなり近い数字となっていました。一軍で活躍するためには二軍でこれよりもさらに優れた数字を残さなければなりませんが、最低限の数字は残せたと言えるでしょう。ただ、こちらもBatted Ballの項目で推測しましたが、被打率は.310とかなり悪くなってしまっています。DERが.588なので味方の守備にも足を引っ張られた可能性もありますが、打球管理の悪さが被打率の高さにつながっていることは否定できません。tRAは3.73と平均より優れていますが、来季は打球管理の悪さを改善してさらに優れた数字を残したいところです。
まとめ
奪空振り能力と制球力で成長を見せ、中継ぎ転向成功を印象付けることに成功しました。ただ、打球管理には課題があり、被安打が多くなっているために、一軍での活躍が期待できるほどの数字は残せていません。来季は打球管理の改善はもちろん、奪空振り能力と制球力にもさらに磨きをかけ、強力中継ぎ陣の一角に割って入っていきたいところです。
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データ参照