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【データ分析】2024年を振り返る ー二俣翔一内野手ー
どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。
昨季に続き、今季もnoteにてデータ分析記事を上げていきたいと思います。
本日は二俣翔一内野手です。
選手詳細
二俣 翔一 (ふたまた しょういち) 内野手 22歳 180cm74kg 右投右打 2020育成ドラフト1位
基本成績
一軍
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二軍
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寸評
元捕手登録ながら内外野もこなせるユーティリティープレイヤー。今季は一軍初出場を果たすと、初本塁打も放つなど打撃でも存在感を発揮し、最終盤まで一軍に帯同し続けた。現状はユーティリティー性が目立っているが、本来はパンチ力のある打撃と強肩を活かした守備でサードのレギュラーも狙える選手のため、来季はレギュラー奪取を狙って春季キャンプからアピールを続けたいところだ。
分析
※二軍成績はサンプル不足のため割愛させていただきます。
Pitch Value
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カーブ・チェンジアップ・フォーク・シンカーがプラスとなりました。落ちる系の球種を比較的得意としていたようです。ただ、最も被投球割合の多いストレートが大きなマイナスとなっているため、まずはこのマイナスを少しでも小さくしていきたいところです。
Plate Discipline
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コンタクト率・空振り率・Whiff%は平均より悪くなっており、一軍レベルのボールにはまだまだついていけないケースが多くなっていたようです。ただ、そんな中でもスイング率は57.9%と高い数字を保っており、積極性は失ってはいませんでした。
Batted Ball
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ゴロ率の方が高くなっています。パンチ力が持ち味のため、フライ率をもっと高めて長打が出る確率を高めていきたいところです。ライナー率が11.4%と高くなっているのは良い傾向と言えます。
打球方向は、3方向が30%台となっており、まんべんなく打ち返していたことが分かります。
打球の強さは、Soft/Hard%がどちらも平均より低くなっています。捉えた強い打球は少なくなっているものの、完璧に打ち取られた弱い打球も少なくなっていたようです。
Advanced
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BB%,K%はどちらも平均より悪くなっていますが、BB%は平均7.1%に対して6.6%と、スイング率の高さも考えると悪くない数字になっています。選球眼にはそこまでの問題はないと言えそうです。打率などは平均以下で、wRC+も58と平均にはほど遠くなっています。来季は可能な限り100に近づけていきたいところです。
走塁面では、SPDは1.9と脚力はあまりないものの、UBRが2.3となっており、走塁技術はある程度のものを有している可能性が考えられます。
Fielding Standard
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バッテリーとセンター以外の6ポジションに就きました。いずれも出場機会は100イニング以下と少ないものの、エラーはサードとショートで1つずつとある程度無難にこなしていたようです。
Fielding Advanced
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UZRはファーストと外野がプラスでした。サンプルがかなり少ないため何とも言えない部分もありますが、捕手出身の強肩を活かしてレフトのARMを1.5としているため、外野では守備固めとして起用するのもアリかもしれません。
Win Probability
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全てマイナスとなりました。打撃成績の悪さから推測はできましたが、やはり重要な場面では結果を残せていなかったようです。
Value
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打撃が-4.8とマイナスが大きくなりましたが、走塁が2.5、守備が3.2と走守で数字を稼ぎ、WARは0.3としました。打撃のマイナスさえなくなれば、走攻守の総合力でそれなりに高いWARを残すことができそうです。
まとめ
実質1年目となったシーズンでしたが、四球のそれなりの多さ・弱い打球の少なさ・守備走塁といった面である程度の結果を残しました。ユーティリティー性が武器の1つですが、これには一軍に帯同しやすいというメリットもある一方、ベンチに置いておきたいためにスタメン起用されづらいというデメリットもあります。現状はユーティリティープレイヤーに落ち着いてしまっているため、そこから脱却すべく、コンタクト能力やスイングスピードを向上させて打撃で結果を残せる選手になっていきたいところです。
画像引用
データ参照